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ディスポーザー付きキッチンのメリット・デメリットを解説!

家庭の生ごみ処理に便利な、キッチン設備のディスポーザーを知っていますか?ディスポーザーはキッチンのシンクに取り付ける機械です。

使い方は、機械に生ごみを投入して、水を流しながらスイッチを入れるだけ。燃えるごみとして捨てるよりも簡単に生ごみ処理ができるため、ディスポーザー付きキッチンに注目が集まっています。

本記事では、ディスポーザーの仕組みや、導入のメリット・デメリット、注意点などを詳しくまとめました。ディスポーザー付きの家への引越しや購入を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。


ディスポーザーは生ごみを処理するキッチン設備

「そもそもディスポーザーとは?」という人向けに、まずはディスポーザーの仕組みから、基礎知識を解説します。

ディスポーザーの仕組み

ディスポーザーの仕組み

ディスポーザーは、シンク下に設置して使用します。投入口に入れた生ごみは細かく粉砕・流出され、最終的には下水道に流れます。シンクの排水口にあたる部分が生ごみ処理機になるので、置き型の生ごみ処理機と比べ、省スペースで見た目もすっきりする点が魅力です。

流通しているディスポーザーは、生物処理タイプと機械処理タイプの2種類に分けられます。生物処理タイプは敷地内の専用の処理槽に粉砕した生ごみを集め、微生物の力で分解する仕組みです。主にマンションに導入する場合に使用されます。

一方の機械処理タイプは、シンク下に排水処理機を設置し、粉砕した生ごみを熱の力で乾燥させて処理する仕組みです。

ディスポーザーの粉砕方法はさまざまありますが、粉砕力が高いハンマーミル方式のものが多く流通しています。ハンマーミル方式では遠心力を活用し、より固いものの粉砕が可能です。

テラルでは、環境に優しい生物処理タイプで、粉砕力の高いハンマーミル方式のディスポーザーを取り扱っています。

ディスポーザー付きキッチンの使い方

ディスポーザーの使い方はとてもシンプル。投入口に生ごみを入れ、水を流しながらスイッチを入れるだけです。

スイッチを入れると生ごみを粉砕する音がするので、音がしなくなったらスイッチを切ります。多くの機種では、時間経過により自動で電源がオフになる機能が備わっているので、作動し続けてしまう心配はありません。

ただし、ディスポーザーは使い方やメンテナンスによって故障する可能性もあります。例えば生ごみを入れすぎてしまうと詰まりの原因になる可能性があります。投入の目安量や掃除方法など、使用方法はメーカーや機種によって異なるので、取扱説明書を確認しながら使用しましょう。

ディスポーザーの寿命

ディスポーザーの耐用年数は7〜10年程度が目安です。家電と同じように、使用を続けているうちに消耗して壊れてしまいます。

経年劣化したディスポーザーは、生ごみが十分に粉砕されない、排水管が詰まるといった不具合が起こりやすいです。モーターが使用されている機器なので、発火の危険性を考えると10年ほどで交換したほうが安心でしょう。

ただし、使い方によっては耐用年数よりも早く壊れてしまうケースもあります。例えば使用頻度がメーカーの想定よりも高い場合や、取扱説明書にない使い方を続けた場合、適切なメンテナンスをおこなわなかった場合には、修理や交換のリスクが高まります。


ディスポーザー付きキッチンのメリット

ディスポーザーを設置するメリット

ディスポーザー付きキッチンには、ごみ処理の手間削減、悪臭・害虫などの悩みの解決、環境に優しいといったメリットがあります。それぞれのメリットを詳しく見てみましょう。

生ごみをごみ袋で捨てる手間の削減

ディスポーザーが付いていれば、生ごみをごみ袋に集めて捨てる手間が削減できます。

ディスポーザーは、一部対象外のものがあるものの、家庭で出る生ごみの8〜9割を削減できるといわれています。生ごみは家庭ごみの約40%を占めるため、ディスポーザーの導入でごみ捨ての負担軽減が可能です。

また、生ごみは水分を多く含むため、重くなりやすいです。ディスポーザーを導入して生ごみを減らせれば、ごみの収集日にごみ袋を運ぶのも楽になるのは大きなメリットでしょう。

重いものを持つことが難しい高齢者や、ごみ捨ての頻度を減らしたい共働き世帯など、さまざまな人に役立ちます。また、直接生ごみに触れることもないので、心理的な負担も軽減できます。

悪臭や害虫の発生を抑制できる

ディスポーザーは、悪臭や害虫の発生といった生ごみによる弊害を抑制できる効果もあります。キッチンを清潔に利用したい人におすすめの設備です。

生ごみは放置してしまうと腐敗が進み、臭いや害虫発生の原因となります。特に夏場は腐敗が早く、害虫の動きも活発なので、生ごみの処理に気を遣っている人も多いのではないでしょうか?

ディスポーザーがあれば、生ごみが出た直後に処理することができます。粉砕した生ごみは排水管から直接流せるので、腐敗の心配がありません。

また、マンションでディスポーザーを使用する場合、集合住宅全体の生ごみが減るメリットもあります。生ごみの量が減るため、住民が共有で使うごみ置き場を悪臭や害虫のリスクから守ることができるでしょう。

環境への配慮ができる

環境に優しいものを選びたい人にとっても、ディスポーザーはメリットの大きい設備です。ディスポーザーが粉砕した生ごみは、下水道に放出されます。放出される前に専用の排水処理槽に送られ、微生物によって放流水質基準を満たすように浄化されるため、環境の負担になりません。

通常、生ごみを含む可燃ごみは、ごみ処理施設で焼却して灰にします。生ごみは水分を多く含むため、焼却の際に大量のエネルギーが必要です。ディスポーザーを使用して粉砕・浄化・放流するほうが、焼却処分よりも環境への負担を抑えられます。

また、生ごみを三角コーナーやごみ袋に集めて捨てるよりも、ディスポーザーで粉砕したほうがごみの量が少なくなります。ごみの量が減ることは、先に述べたようにごみ捨ての負担軽減だけでなく、環境保全にもつながります。


ディスポーザー付きキッチンのデメリット

ディスポーザーを設置するデメリット

続いて、ディスポーザーのデメリットを解説します。環境に優しく、ユーザーにとってもうれしいポイントが多いディスポーザーですが、維持費や動作音、分類の手間といったデメリットもあります。それぞれを詳しく確認しましょう。

ランニングコストの負担がある

ディスポーザーを維持し続けるには、毎月の電気代・水道代や、故障時の修理代などのランニングコストが必要です。生ごみをごみ袋に集めて捨てるよりは維持費がかかってしまうので、デメリットに感じる人もいるかもしれません。

具体的には、電気代・水道代は月に数百円〜1,000円程度。修理が発生すると、都度1万〜2万円ほどの費用が発生します。交換すると8~18万円ほど費用が発生する場合もあり、費用負担を考えると利用を迷う人もいるでしょう。

ただし、電気代や水道代のランニングコストは、使用頻度に応じて異なります。ディスポーザーが設置されていても、スイッチを入れず通常のシンクとして使用していればランニングコストはほとんどかかりません。電力は起動時に一番多く使うので、生ごみを少量ずつ粉砕するのではなく、使用頻度を減らしてある程度まとめて粉砕したほうが節電になります。

利用するたびに動作音がする

ディスポーザーの動作音が気になるという意見もあります。ディスポーザーはモーターを使用するため、モーターの回転音や生ごみを粉砕する音が発生します。音に敏感な人や神経質な人は、慣れるまで音が気になるかもしれません。

アパート・マンションなどの集合住宅で使用する場合、作動音が周囲の迷惑になることを懸念する人もいます。特に深夜や早朝の使用を検討していると、不安になる人も多いでしょう。

たしかにディスポーザーは動作音のある機械ですが、テラル社で把握している限り、騒音や振動でクレームが発生した事例はありません。また、ディスポーザーが備わっているマンションは、多くの住民が同じように使用するので、たとえ音が漏れても理解が得やすいのではないでしょうか。

不安がある場合は、使用する時間帯に制限がないか、管理会社に使用のルールを確認しましょう。

処理する生ごみの分類が必須

ディスポーザーは生ごみのうち80%を粉砕することができますが、一部、粉砕や排出が難しい生ごみもあります。生ごみであればなんでも投入してよいわけではないので、分類の手間を感じる人もいるでしょう。

次の表にディスポーザーで処理できる生ごみとできない生ごみの例をまとめました。

処理できる生ごみ 処理できない生ごみ
  • 野菜くず
  • 果肉
  • パン
  • 海藻
  • 魚(火を通したもの)
  • 麺類
  • 残飯 など
  • カニの殻や貝殻
  • 肉や魚の大きな骨
  • タコやイカ
  • 鶏の皮、生魚の皮
  • 果物の固い種
  • トウモロコシ・玉ねぎの皮
  • パイナップルの芯
  • コーヒーかす
  • 生米・大量のご飯 など

このように、固いものや繊維質なもの、油のように配管に蓄積しやすい液体類は処理が難しいです。分類ができないと詰まりや噛み込みが起き、故障の原因になります。メーカーや機種によって処理できる範囲は異なるので、取扱説明書をよく読んで使用しましょう。


ディスポーザー付きキッチンの注意点

ディスポーザー付きキッチンの注意点

ディスポーザーは便利な機械ですが、長く使っていくならいくつか注意点があります。この章では、ディスポーザーが備え付けられた家に住む際の注意点を3つ紹介します。

日頃のメンテナンスが必要

ディスポーザーを清潔・安全に使用するには、日頃のお手入れが肝心です。定期的にメンテナンスを施すことで、不具合や故障のリスクを下げられます。

メーカーによって推奨しているメンテナンスは異なりますが、溜水洗浄と氷洗浄の2つは幅広いディスポーザーでできるお手入れ方法なので、ぜひ覚えておきましょう。

溜水洗浄は、桶や鍋に溜めた6~8Lの水を一気に流すだけ。排水配管に付着したごみを洗い流すことができます。一方氷洗浄はディスポーザーの破砕室内を洗浄するお手入れです。5〜6個の氷を投入し粉砕することで、シャーベット状になった氷が内部に残ったごみを取り除きます。それでも汚れや臭いが気になる際は、中性洗剤を使って優しく清掃しましょう。

こうしたメンテナンスは、週に2〜3回を目安として定期的におこなうことが大切です。こまめなお手入れで、ディスポーザーを長く清潔に使いましょう。

テラル社の公式サイトでは、ディスポーザーのお手入れの方法を動画で解説しています。

修理・交換はまず管理会社に相談

ディスポーザーには寿命があるので、大切に使っていても不具合が生じたり壊れたりすることがあります。故障かな?と思ったら、まずは管理会社に相談しましょう。管理会社に相談すると、メーカーへの修理依頼を任せられるだけでなく、修理費用も負担してもらえるケースが多いためです。

ディスポーザー付きのマンションや賃貸住宅は一般的に、管理費にディスポーザーの管理費用が含まれています。その場合、毎月の管理費という形で修理にかかるお金を積み立てていることになるので、修理時に費用を負担する必要はありません。

しかし、管理会社を介さずに自分で修理を依頼してしまうと、規約によっては費用を負担してもらえないケースもあります。一度管理会社に相談して、その後の動きや費用面について質問すると安心です。

管理規約によって交換できる機器に制限

不具合の箇所や使用年数によっては、修理できずディスポーザー自体を交換することもあるでしょう。しかし、管理規約によっては交換できるディスポーザーに制限があるケースがあります。

ディスポーザーはメーカーや機種によって性能が大きく異なります。ディスポーザーの性能はマンション全体の排水配管や処理槽に影響を及ぼすため、管理会社が設置を認める条件を設定することも珍しくありません。

メーカーや粉砕方式、粉砕力、必要な性能など、管理規約によって条件はさまざまです。管理会社に修理の相談をするときに、交換時の条件があるか聞いておくとスムーズでしょう。


ディスポーザー付きキッチンに関する疑問

ディスポーザー付きキッチンに関する疑問

次に、ディスポーザー付きキッチンについてよくある質問に回答します。

ディスポーザーをやめたいとき撤去はできる?

ディスポーザーをやめたい場合、撤去工事も可能です。ただし、管理規約によっては撤去が認められていない物件もあります。また、撤去工事の場合は費用を負担してもらえないケースも多いです。まずは管理会社に相談してみましょう。

しかし、管理規約で撤去ができない場合でも、ディスポーザーを作動させなければ通常のシンクとして使い続けられます。ディスポーザー内部に生ごみを流さないように気を付けて使用してください。

修理や交換にかかる費用は?

修理や交換にかかる費用の相場は次のとおりです。

費用 相場
修理 1万~2万円
交換 8万~18万円(本体込み)

あくまで目安ですが、大がかりな工事では8万~18万円ほどの費用が発生します。メーカーに事前に見積もりを出してもらうと安心です。

繰り返しになりますが、マンションや賃貸住宅の場合は管理会社に相談すれば費用を負担してもらえる可能性があります。

リフォームで後付けはできる?

ディスポーザーの後付けリフォームは可能ですが、選べる機器が限定的・自治体の許可が下りない可能性がある・シンクの形によっては設置不可能など、注意点が多くあります。

まず、後付けで設置できるのは、基本的に機械処理タイプのディスポーザーのみです。生物処理タイプのディスポーザーは、建物全体で排水処理システムをつくる必要があるので、後付け工事は難しいでしょう。

また、ディスポーザーは生ごみ処理後に下水道へ排水することから、自治体によっては設置が認められないこともあります。自治体で設置が認められない場合は、その住まいでの後付けは諦めるしかありません。

さらに、設置するキッチンにもいくつか条件があります。シンクの排水口径が適正か、シンク下に設置スペースがあるかなどさまざまです。機械処理タイプのディスポーザーを取り扱うメーカーに相談して、設置できるか判断してもらいましょう。


キッチンディスポーザーならテラル製がおすすめ

ディスポーザーは、メーカーによって性能やアフターサービスが異なります。長く使い続けることを考えると、性能が高く、アフターサービスが充実したメーカー製のものを選んだほうが安心です。

テラルでは、ハンマーミル式で粉砕力の高いディスポーザーをラインナップ。微生物の力で分解する生物処理タイプで、使用電気や水量を抑え省エネ性能も高いので、環境に優しいモデルを選びたい人にもおすすめです。さらに、自動お手入れモードが備わった機種もあるので、日頃のメンテナンスの手間も省略できます。

また、テラルのアフターサービスは、専用コールセンターで24時間365日対応しています。修理や交換に関する相談にも対応可能です。

テラル製のディスポーザーが付いた物件なら住んでからも安心です。ディスポーザー付きの物件選びに迷ったら、ぜひメーカーにも注目してみてください。


テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838
問い合わせ先

まとめ:ディスポーザーで清潔なキッチンを楽に保とう

ディスポーザーで清潔なキッチンを楽に保とう

ディスポーザーはキッチン設備のなかでも人気です。生ごみ処理がスイッチひとつで済み、シンクや建物の清潔を保てるなど、さまざまなメリットがあります。

ランニングコストの負担や、利用時の音、処理できない生ごみがあるといったデメリットもありますが、日々の家事負担を減らしたい人にとってはメリットをより大きく感じられるのではないでしょうか?

ディスポーザー付きの物件選びで悩んでいるなら、メーカーにも着目してみてください。性能が高く、サポートが充実したメーカーのディスポーザーなら安心です。

ディスポーザーを活用して、生ごみ処理をより手軽に、清潔におこないましょう。