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ディスポーザーの故障原因と対策とは?修理する際のポイントまで解説

自宅のディスポーザーについて、「動かない」「流れない」「ピーピー鳴る」などの不具合でお困りではありませんか?

ディスポーザーは家庭の生ごみを大幅に削減できる便利な機械です。環境にも優しいことで注目され、標準設備として設置されているマンションも増えてきました。しかし、適切な使い方をしなかったり、定期的な掃除を怠ったりすると故障する恐れもあります。

本記事では、ディスポーザーの故障の主な原因や対策、修理のポイントについて解説します。不具合が発生した際に誤った対処をすると、それ自体が新たな故障の原因になるケースも珍しくありません。

本記事を読んでディスポーザーの不具合や故障の主な原因を知り、適切な対策をおこないましょう。


ディスポーザーの3つの故障原因

ディスポーザーの3つの故障原因

はじめに、主な故障原因について解説します。ディスポーザーの主な故障原因は3つあり、普段の使い方が原因となるケースも少なくありません。

この章では、3つの原因を詳しく解説するので、心当たりがないか確認しましょう。ただし、安易な自己判断は危険です。故障が疑われる場合にはディスポーザーメーカーに問い合わせましょう。

対応外の生ごみや異物の投入

まず、多くの故障原因として、粉砕できない生ごみや異物の投入が挙げられます。

ディスポーザーはほとんどの生ごみの粉砕が可能です。しかし、硬すぎる食材や繊維質を多く含む野菜などを投入すると、詰まりや噛み込みが発生する場合があります。カニの殻やかぼちゃの種といった硬いものや、トウモロコシや玉ねぎの皮などの繊維質の多いものは対応外の食材です。

以下の図に、投入できるごみと投入できないごみの例をまとめました。

投入できるごみと投入できないごみの例

こうした食材は、粉砕できなかったり、粉砕できても排水管内に堆積して詰まりの原因になったりするため、投入しないようにしましょう。

また、スプーンや箸などのカトラリーやピーラーといった小さいものがなにかの拍子に混入するケースも考えられます。とくに、蓋スイッチタイプのディスポーザーは処理中に内部の状態が見えないため、粉砕を始める前に中を確認して誤投入を防ぎましょう。

配管詰まり

配管の詰まりもディスポーザーの動作に支障をきたす原因です。

ディスポーザーで粉砕したごみは排水配管を通って処理槽に送られます。排水配管が詰まってしまうと、シンクの水の流れが悪い、水が溜まって全く排水されないなどの不具合につながります。

配管詰まりの原因の多くは、日頃のごみや油汚れの蓄積です。処理できないごみを流してしまったり、水をじゅうぶんに流さないまま使用したりすると、汚れが蓄積し故障のリスクが高くなります。

使用するディスポーザーの取扱説明書をよく読み、適切な使い方を心がけましょう。

経年劣化

ディスポーザーは家電と同様に経年劣化し、交換が必要になります。ディスポーザー本体の交換目安は7〜10年です。ただし、使用頻度や使い方によって目安よりも早い段階で交換が必要になるケースもあります。

経年劣化したディスポーザーは、起動しても動作しなくなったり、ネジの緩みによって水漏れが発生したりするなど、さまざまな不具合が起こりやすくなります。

また、部品によって耐久性が異なるため、本体交換よりも先に点検や交換が必要になる部品もあります。導入から2年以上経過したら、定期的にディスポーザーメーカーによる点検を受けることをおすすめします。


故障の疑いがある際の対策

故障かもしれないと思ったら

では、故障の疑いがある場合に自身でできる対策を紹介します。

ただし、自己判断で取扱説明書にないような対処法をおこなうと危険です。ディスポーザーの取扱説明書をよく読んでできる対策を試し、解決できない場合はメーカーに問い合わせましょう。

電源まわりの確認

ディスポーザーが動かない場合は、まず電源まわりに異常がないか確認しましょう。

はじめに、ディスポーザーの電源プラグがコンセントに正しく刺さっているか確認してください。コンセントはシンク下に設置されています。製品やメーカーによって、本体に電源スイッチがついているタイプのディスポーザーもあります。本体の電源と連動した壁スイッチがある場合は、そちらもあわせてチェックしましょう。

また、ディスポーザーの漏電ブレーカーが誤作動して不具合が生じる場合もあります。漏電ブレーカーは、漏電による事故や火災を防ぐための機能です。シンク下の電源プラグの漏電表示ランプが点灯していると、ブレーカー機能が作動しています。

漏電ブレーカーは、漏電表示ランプ付近のボタンを押すと解除できます。解除しても動かない、あるいは再度漏電表示ランプが点灯するときは、使用をやめてメーカーに相談しましょう。

ディスポーザー内部の掃除

ディスポーザー内部の清掃をおこなうと問題が解決する場合があります。

まず、内部の掃除は電源プラグを抜いてからおこないます。電源が切れたら、蓋スイッチを取って内部を確認しましょう。異物やごみが確認できたら、トングや箸などを使って取り除きます。内部の手入れをするときは、厚手のゴム手袋などを着用すると安全です。

細かいゴミや汚れには、溜水洗浄や氷洗浄をおすすめします。溜水洗浄は、鍋や桶にためた6~8Lの水を一気に流して排水配管を洗浄する方法です。氷洗浄は、氷5〜6個を投入して運転することで、ディスポーザー内部の汚れを落とします。これらの洗浄方法を定期的におこなうと、故障を防ぐことにつながります。

また、臭いや汚れが特に気になるときは、台所用の中性洗剤の使用も可能です。ブラシやスポンジを使って清掃しましょう。

テラル社の公式サイトでは、ディスポーザーのお手入れの方法を動画で解説しています。

噛み込み解除とリセット

ディスポーザー内部を清掃しても電源が入らない・異音がする・アラートが鳴ってしまう場合には、異物が噛み込んでしまっている恐れがあります。噛み込みは、付属されているメーカー専用の噛み込み解除ツールを使用して解消しましょう。

まずは電源プラグを抜いて、電源が切れていることを確認します。付属の噛み込み解除ツールを用いて、異物を取り除きましょう。

ツールはメーカーによってハンドル状のものやナットのような工具などさまざまです。多くの場合、回転刃にツールをはめ込んで回していくことで噛み込みを解除します。メーカーによって解除方法は異なるので、取扱説明書に従って安全に作業しましょう。

噛み込みの原因が解消したら、電源プラグを差しなおしてリセットボタンを押すと、通常どおり使えるようになります。

配管詰まりはメーカーに相談

上記のような対応でも問題が解決しない場合は、配管やそれ以外の場所に問題がある可能性があります。自分で解決しようとせず、ディスポーザーメーカーに相談しましょう。

配管詰まりは、油汚れやごみの蓄積などによって起こります。先に述べた溜水洗浄をおこなっても解消できないときは、無理に触らずにメーカーに相談して修理を依頼することをおすすめします。

特に水漏れの疑いがある場合には、マンションの場合他住居にも影響を及ぼす恐れがあるので、早急にメーカーに連絡しましょう。また、蓋スイッチが外れない場合や、噛み込み解除ツールを使用しても異物が取れない場合など、自分で解決できない問題が発生したときも同様です。

分解など無理な修理を自己判断でおこなうと、より重大な故障につながる可能性もあります。発生した不具合には取扱説明書に従って対応し、できない部分はメーカーを頼りましょう。


故障したディスポーザーを修理するポイント

修理のポイント

続いて、ディスポーザーの修理する際に気を付けたいポイントを2点解説します。

修理はメーカーに直接依頼する

ディスポーザーの修理は、メーカーに直接依頼しましょう。水道事業者はディスポーザーの修理に対応していないケースも多いので、メーカーに直接依頼したほうが確実です。

また、ディスポーザーはメーカーによって形状や構造が異なるので、メーカー担当者が確認したほうがより的確な点検・修理を受けられます。

多くのディスポーザーメーカーでは、公式サイトに修理・点検窓口を設置しています。取扱説明書にも問い合わせ先の記載があるので、問い合わせてみましょう。

テラル製のディスポーザーを使用している場合は、ディスポーザアフターサービス専用コールセンターから問い合わせを受け付けています。


ディスポーザ アフターサービス専用コールセンター
0120-201-844

テラル製ディスポーザーの公式サイトはこちら
テラル製製品のお客様サポート窓口はこちら

自己負担が必要か確認

アパート・マンションなど集合住宅の場合、ディスポーザーの修理費の自己負担が不要なケースも多いです。毎月管理費を支払っていれば、管理会社やオーナー側が修理費を負担してくれる可能性が高くなります。

ディスポーザーが故障したら、まずは取扱説明書に従って自分でできる対応をして、直らなければ管理会社・オーナーに連絡してみましょう。管理会社やオーナーがメーカーに直接修理を依頼してくれる場合もあります。

故障して困ったからといってすぐに修理を依頼すると、本来負担する必要のなかった修理費用がかかってしまうかもしれません。一度管理会社やオーナーに連絡して、指示を仰ぎましょう。


ディスポーザーの故障でよくある疑問

ディスポーザーの故障でよくある疑問

次に、ディスポーザーの故障に関してよくある疑問に回答します。

故障を放置するとどうなる?

故障を放置することはおすすめしません。

故障の原因や箇所にもよりますが、放置すると修理ができないほど状態が悪くなり、本体交換が必要になる恐れがあります。修理よりも交換のほうが修理費用もかさむのでリスクも大きいです。

特に水漏れが疑われる場合は、放置せずに早急に対応することをおすすめします。水漏れを放置すると、シンク下が腐食してしまったり、他の住居にまで悪影響が出たりする恐れがあるためです。また、作動時に大きな音がする場合も、放置すると機器自体に大きな損傷が生じることがあるため、早めに対応しましょう。

少しでも異常を感じたら、メーカーに相談すると安心です。

故障のリスクを下げる使い方は?

故障のリスクを下げるには、次のようなポイントを押さえてディスポーザーを清潔に使用しましょう。

  • 生ごみは細かく切ってから投入する
  • 一度に大量の生ごみを投入しない
  • 粉砕は水を流しながらおこなう
  • 作動させる前に内部に異物がないか確認する
  • 週に2~3回を目安に定期的な掃除をする

このように、ディスポーザーの故障を防ぐには正しい使い方やメンテナンスが不可欠です。取扱説明書をよく読み、適切な使い方をして定期的に清掃をおこないましょう。

交換するディスポーザーの選び方は?

ディスポーザーを交換する場合は、性能で選ぶことをおすすめします。毎日使うものなので、粉砕性能が高く、手入れがしやすいもののほうが実用性が高いです。

ただし、マンションのディスポーザーを交換する場合は、管理規約でメーカーを変更できないケースがあります。交換を考えている場合は、まず管理会社やオーナーに相談してみましょう。

また、すでにディスポーザー事業から撤退しているメーカーもあります。事業撤退して新規受注をおこなっていないメーカーの製品は、後継メーカーの商品を選びましょう。例えばPanasonic製・LIXIL製のディスポーザーの交換は、現在テラルが後継として引き受けています。


故障したディスポーザーの交換はテラル製がおすすめ

テラルでは、品質の高い集合住宅用ディスポーザーを数多く取り揃えています。処理スピードが早いモデルや、気になる電気・水道使用量を押さえた省エネモデルも人気です。便利な自動給水タイプや、お手入れモードが搭載されたモデルも選べます。

テラル製のディスポーザーは、大規模な工事をすることなくそのまま付け替えが可能なので安心です。

以前は、ディスポーザーは同メーカー機種を交換することが原則でしたが、現在は管理規約などで制限がない限り自由に選ぶことができます。先に紹介したPanasonicやLIXILに加え、セキスイ化学、新明和工業、日本ゼストなど、事業撤退メーカーの機種を使用していた場合にも、テラル製への交換が可能です。

品質が高く、性能に優れたディスポーザーをお探しなら、テラル製のディスポーザーをぜひご検討ください。


テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838
問い合わせ先

まとめ:故障は早めに修理し日頃の使い方にも気をつけよう

故障は早めに

ディスポーザーの不具合を放置すると、思わぬ大きな損傷を招く可能性があります。異音がする、アラートが鳴っている、排水されていないなど、違和感を感じた場合は早期に対応しましょう。

まずはメーカーの取扱説明書を読みながら、自分でできる対策を試してみてください。解決に至らない場合は、ディスポーザーメーカーの問い合わせ窓口に相談するとよいでしょう。メーカーに直接依頼することで、修理や交換が正しくおこなわれ、その後も安全に使用できます。

また、故障を避けるためには日頃の使い方も大切です。取扱説明書に沿った使い方で、ディスポーザーを安全かつ清潔に使用しましょう。