ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?
ディスポーザーの掃除方法がわからず、詰まりや臭いが発生しないか気になっている人もいるのではないでしょうか。インターネットで検索してみるとさまざまな掃除方法が紹介されていますが、ディスポーザーの掃除は家にあるものだけでも簡単にできます。
ディスポーザーを掃除するうえで大切なのは、定期的に掃除すること、NGとされているアイテムを使わないことです。この記事では、ディスポーザー掃除に役立つアイテムと掃除方法に加え、掃除の頻度や使用NGなものを詳しく解説します。
トイレ掃除やお風呂掃除と比べても、ディスポーザーの掃除は手間がかからないため、習慣にしていく事ができます。
本記事を読み、ディスポーザーを長く清潔に使用するコツをつかんでください。
ディスポーザーの掃除に役立つアイテム
ディスポーザー掃除に役立つアイテムは次のとおりです。
- 氷
- 中性洗剤
- レモン汁・酢
- 厚手のゴム手袋
- 柄のついたブラシ
特殊なものはなく、スーパーや100円ショップでそろえられるものばかりです。それぞれ役立つ理由や使い方のポイントを解説します。
氷
ディスポーザーは、氷を5~6個入れて運転させるだけで、掃除をすることができます。週2~3回の頻度で掃除をする事が望ましく、冷凍庫に常備しておきましょう。水道水で作る氷で問題ありません。
氷を入れて、生ごみを処理するときと同様に水を流しながら運転すると、シャーベット状になります。シャーベットが破砕室内に付着した汚れを洗い流してくれるのです。
中性洗剤
中性の食器用洗剤や台所用洗剤、住宅用洗剤なども掃除に使えます。氷洗浄やブラシで洗うときに数滴加えるだけで効果があります。
氷を入れて運転するだけでも日々のお手入れとしては十分ですが、臭いや汚れが気になるときには中性洗剤を使いましょう。
弱酸性やアルカリ性の洗剤はディスポーザーに悪影響を与えることがあるため、中性洗剤を使ってください。
レモン汁・酢
氷で洗浄する際にレモン汁や酢を数滴たらすとさらに効果があります。臭いやぬめりが気になるときに使ってみましょう。
ただし、レモン汁・酢は酸性なので、大量に使うのはNGです。また、パーツを酢に漬けるといった取扱説明書にない使い方は避けてください。
厚手のゴム手袋
ディスポーザーの内部をしっかり掃除したいときや異物を取り除きたいときは、厚手のゴム手袋を準備しましょう。手を汚さずに掃除ができ、万が一のケガも防げます。
ディスポーザー内部には回転刃という刃があります。カッターのような鋭利な刃ではありませんが、金属のパーツや混入した異物によってケガをする可能性はゼロではありません。また、中性洗剤による手荒れの防止にも効果的です。
しっかりと手を保護できる、厚手で丈夫なものを選びましょう。
柄のついたブラシ
氷で洗浄してもなお、臭いや汚れが気になるときは、柄のついたブラシでディスポーザー内部をこすり洗いしてください。スポンジでも洗えますが、柄つきのブラシのほうが奥まで届きやすくおすすめです。
商品選びに迷ったら、排水口用かディスポーザー専用ブラシを選びましょう。排水口用ブラシはスーパー・ドラッグストア・100円ショップでも購入できます。ディスポーザー専用ブラシは通販で購入でき、値段は1,500~2,000円程度です。
ディスポーザーを掃除する方法
ディスポーザーの定期的なお手入れ方法は、主に次の3種類です。
- 水をためて一気に流す
- 氷を入れて稼働させる
- ブラシやスポンジでこする
それぞれの掃除手順を詳しく見ていきましょう。
水をためて一気に流す
桶・バケツ・鍋などに6~8Lの水をためて一気に流す方法です。水流により配管内のごみを洗い流すことができます。
具体的な手順は次のとおりです。
- 蓋スイッチをはずす
- ためた水を一気に流す
- 異物が混入していないことを確認する
- 蓋スイッチをOFFに合わせてセットする
この方法は排水配管の洗浄に効果的で、週に2~3回程度おこなうのがおすすめです。
旅行などで家を長く空けるときや、卵の殻や生魚の皮のように排水配管にたまりやすいものを処理したときにも、同様に水を流すとよいでしょう。
氷を入れて稼働させる
氷洗浄もおすすめの掃除方法です。メインの掃除として、週に2~3回おこなうことを推奨します。具体的な手順は次のとおりです。
- 蓋スイッチをはずす
- 氷を5~6個投入する
- 水を流しながら通常運転させる
いつもより臭いやぬめりが気になるときは、氷を入れるタイミングで中性洗剤や数滴のレモン汁・酢を加えましょう。
なお、異物や大きな生ごみが破砕室内に残っているときは、氷を入れる前に取り除く必要があります。
ブラシやスポンジでこする
氷洗浄をしていても臭いや汚れが気になるときは、ブラシやスポンジで掃除をしましょう。
具体的な手順は次のとおりです。
- 電源プラグを抜き、蓋スイッチを外す
- 異物や大きなごみがあるときは厚手のゴム手袋を装着して取り除く
- 柄のついたブラシに中性洗剤をつけて内部をこすり洗いする
- 蓋スイッチはスポンジと中性洗剤で洗う
- 投入口周辺の水を拭き取る
- 電源プラグを差し込む
なお、生ごみや異物を長時間放置すると破砕室内に黄ばみが生じることがありますが、ディスポーザーの性能には影響がないため無理に落とす必要はありません。
噛み込みが生じているときの対処法
異物や大きな生ごみが噛み込むと、ディスポーザーの過負荷保護装置が作動して停止します。氷やため水で洗浄する前に、まずは噛み込んだものを取り除いてください。
メーカーや製品によっても若干の差異がありますが、ここでは例としてハンマーミル・蓋スイッチ式のディスポーザーの対処法を説明します。
- 電源プラグを抜き、蓋スイッチをはずす
- 厚手のゴム手袋を装着して異物や大きな生ごみを取り除く
- 付属のロック解除ハンドルを投入口から差し込む
- ハンドルを破砕室内の回転刃のナットに合わせる
- ハンドル先端の突起部を回転ハンマーにひっかける
- 左右どちらかに回し、回れば噛み込みは解除されている
- 電源プラグを差し込む
- 制御ボックスの過負荷保護装置のリセットボタンを押す
- 蓋スイッチを装着し、ONにして運転することを確認
- 生ごみを入れて運転を試す
ディスポーザーの掃除でNGなもの一覧
これまで紹介した掃除方法を試しても臭いや汚れが取り除けないとき、強力な洗剤を使いたくなる人もいるでしょう。
しかし、ディスポーザーの掃除では、「塩素系洗剤」「酸素系漂白剤」「熱湯」は使ってはいけません。
それぞれなぜ使えないのか、理由を見ていきましょう。
塩素系洗剤
ディスポーザーには、漂白剤やパイプ洗浄剤、カビ取り剤などの塩素系(強アルカリ性)洗剤を使ってはいけません。
理由は次のとおりです。
- パーツや配管のサビ・腐食・劣化の原因になる
- 生物式の場合は分解する微生物が死滅する
塩素系洗剤を使用するとパーツや配管を劣化させ、水漏れをひきおこす場合もあるため避けましょう。
また、マンションに設置されることが多い生物式の排水処理槽を使用している場合には、排水処理槽内の微生物が死滅し機能しなくなる恐れがあります。
まな板や食器などを漂白したいときであっても、ディスポーザーを通して排水しないようにしましょう。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤も使用は避けてください。塩素系漂白剤よりも強力なイメージではないかもしれませんが、ディスポーザーには悪影響をおよぼす恐れがあります。使用してよい洗剤は中性のみです。
万が一誤って流してしまった場合は、すぐに大量の水を流し、漂白剤の成分を希釈しましょう。
熱湯
まな板の除菌や油汚れを落としたいときに熱湯を使用する人もいるでしょう。しかし、ディスポーザーの掃除では熱湯も使えません。
熱湯に限らず60度を超える油や汁もの、カレーなどはディスポーザー本体と配管を傷める恐れがあります。
なお、ディスポーザーがないキッチンであっても、熱湯を流すと排水用の塩化ビニル管を傷める恐れがあります。調理に熱湯を使用したときは冷ましてから流すよう心掛けましょう。
お手入れしても解決しないときはメーカーに相談
ためた水を流す、氷で洗浄する、ブラシでこするなどのお手入れをしても、臭い・汚れ・カビの問題が解決しないときは、メーカーの公式サイトから問い合わせましょう。
綺麗にならないからといって、中性以外の洗剤や熱湯を使用してはいけません。取扱説明書にない掃除方法や操作をした場合、保証の対象外になってしまう恐れがあります。
なお、一般的なディスポーザーの寿命は7~10年とされているため、その期間を過ぎると故障する可能性があります。また、ディスポーザー自体には問題がなくても、配管菅や排水処理槽のトラブルから悪臭や詰まりが起きている可能性もあります。
原因特定のためにも、まずはメーカーに相談しましょう。使用している機種が廃番になっており後継機種もない場合や、メーカーがディスポーザー事業から撤退しているといった場合には、別のメーカーに相談するのもおすすめです。
交換にはテラル製ディスポーザーがおすすめ
ディスポーザーの故障や寿命で交換を考えているなら、テラル製のディスポーザーをおすすめします。おすすめポイントは次のとおりです。
- 省エネ
- 省スペース
- 蓋スイッチが抗菌仕様
- 破砕力と安全性が高いハンマーミル方式
- 処理スピードが速い
- 大口径投入口で生ごみを入れやすい
- オートオフタイマー付き
- 噛み込み時のアラーム付き
- キッチンに合わせて給水方式を選べる
- 24時間365日のサポート体制
- 給排水と換気のプロ
テラルはディスポーザーだけでなく、ポンプ・ろ過装置・送風機まで取り扱う給排水と換気のプロです。豊富な知識とノウハウがあり、24時間365日のサポート体制を用意しているので、万が一のときも安心できます。
省エネ・省スペース・抗菌などディスポーザー自体の使い勝手が良いのも特徴です。掃除をしても問題が解決せず本体の交換が必要なときは、ぜひテラル製のディスポーザーを検討してください。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
まとめ:定期的な掃除でディスポーザーを快適に使おう
ディスポーザーの掃除に必要な準備は、6~8Lの水、氷、中性洗剤、ゴム手袋、ブラシです。手軽に手に入るものばかりで、準備も掃除も簡単なのが嬉しいポイントです。
成分の強い洗剤を使わない、噛み込みは解除してから掃除するといった注意点を守れば、誰でも簡単に掃除できます。
大切なのは、定期的に掃除すること。長く放置すると悪臭や詰まり、色素沈着などを引き起こすため、週2~3回の掃除を習慣にすることをおすすめします。
定期的な掃除をしていても問題が解決しないときは、メーカーに相談しましょう。故障や不具合、あるいはディスポーザーではない部分に問題が生じている可能性もあります。原因特定のためにも、プロに調査を依頼するのが得策です。