ディスポーザーに卵の殻は流せる?流すポイントと処理方法を紹介
ディスポーザーは、家庭で出る生ごみを処理できる便利な機器です。近年は、焼却処理による二酸化炭素排出量の削減につながるため、ディスポーザーへのニーズが高まっています。
しかし、ディスポーザーは、すべての生ごみを処理できるわけではありません。生ごみによっては、ディスポーザーで処理できないものや処理しづらいものもあるのが現状です。
ディスポーザーへの投入に注意が必要な生ごみの一つは、卵の殻です。ディスポーザーに、卵の殻を流してよいのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ディスポーザーに卵の殻を流してよいのかを解説します。
ディスポーザーに卵の殻は流せる?
卵の殻を投入する際には注意が必要です。基本的には流せると考えてよいものですが、排水環境などによっては流すのに適していないケースもあるため、ここで整理しておきましょう。
流せるものの、投入方法には注意が必要
卵の殻をディスポーザーに流せるかどうかは、製品によって異なります。
テラル製のディスポーザーであれば、卵の殻を流せます。ただし、卵の殻は大量に投入しないようにしましょう。
ディスポーザーに関するトラブルで多いのは、詰まりです。一度に大量の卵の殻を投入すると、排水管内に堆積し、詰まりの原因になります。
排水環境によっては流せないケースもある
家庭ごみの量を減らせるディスポーザーは、環境保護の一環としてニーズが高まっています。近年、ディスポーザー付きマンションも増えており、住宅情報誌やWebで特集が組まれるほど人気です。
しかし、マンションの排水はキッチン排水のみの単独系統です。キッチン排水のみだと、水量が少なく、卵の殻を流すことができないケースがあるため注意しましょう。
卵の殻を単体で流さないほうがよい理由
卵の殻は、ディスポーザーで破砕しやすい生ごみの一つです。しかし、大量の卵の殻だけをディスポーザーに流すのは避けるようにしましょう。その理由は一度に大量の卵の殻を破砕すると、排水管内で粒状になり、底に沈んで溜まるためです。
底に溜まった大量の卵の殻は、少量の水では流れにくく、排水管が詰まる原因になります。排水管に詰まりが生じるとやがて排水が逆流し、悪臭の発生につながる可能性もあります。
ディスポーザーに卵の殻を流す際のポイント
卵の殻は、基本的にディスポーザーで処理することが可能です。ただし、卵の殻を流すときには、次のような点に注意が必要です。
他の生ごみと混ぜて少量ずつ流す
ディスポーザーに卵の殻を流すときには、他の生ごみと混ぜて少量ずつ流す必要があります。一度に大量の卵の殻を投入すると、排水管内に堆積し、詰まりを引き起こす可能性があるからです。
排水管の詰まりを防ぐためには、卵の殻の投入方法に注意が必要です。料理で卵の殻が大量に出た場合、手間はかかりますが、1~2個程度を他の生ごみと混ぜてディスポーザーに投入するようにしましょう。
追いかけの水をしっかり流す
卵の殻をディスポーザーで処理する際には、「追いかけ水」をしっかりと流すことが大切です。ディスポーザーの使用における追いかけ水とは、破砕処理後に大量の水を流すことです。
具体的には鍋や桶に6~8Lの水を溜め、ディスポーザーの破砕処理後に一気に流します。十分な量の追いかけ水を流すことで、卵の殻を上手く排水し、排水管内への堆積を防ぐことが可能です。
追いかけ水のイメージとして近いものには水洗トイレが挙げられます。水洗トイレではしっかり流れるよう、大量の追いかけ水を使用します。ディスポーザーの使用における追いかけ水も、水洗トイレと同様の効果が期待できます。
【卵の殻以外】投入できるが残りやすいもの
ディスポーザーに投入できる生ごみには、卵の殻のように内部に残りやすいものがあります。ここからは、内部に残りやすい生ごみを紹介します。
大きい生ごみ
サイズが大きい生ごみを流してしまうと、内部に残りやすいため注意が必要です。具体的には次のような生ごみがあてはまります。
- キャベツ
- レタスの大きな葉
- グレープフルーツの皮
- スイカの皮
- メロンの皮
- 生のだいこん
- 生のかぼちゃ
- 生のじゃがいも など
上記のような大きい生ごみは、3㎝角を目安に細かく切って投入すると、ディスポーザーで処理しやすくなります。
柔らかく弾力のある生ごみ
柔らかく弾力のある生ごみは、ディスポーザーで破砕できても内部に残りやすい傾向があります。柔らかく弾力のある生ごみの例は、次のとおりです。
- 生魚の皮
- 鶏の皮
- 軟骨 など
柔らかく弾力のある生ごみは、単体で投入するのではなく他の生ごみと混ぜて少量ずつ投入すると、ディスポーザーで処理しやすくなります。
少量の繊維質の生ごみ
強い繊維質の生ごみは、ディスポーザーで処理できません。ただし、繊維質が高くても、次のような生ごみは少量であればディスポーザーで処理できます。
- 枝豆のさや
- 玉ねぎの皮 など
上記のような生ごみは、他の生ごみと混ぜて少量ずつ投入するのがポイントです。
そのほか、ディスポーザーに流してはいけないものについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介
ディスポーザーはテラル製がおすすめ
卵の殻を処理できるディスポーザーは多いものの、処理能力は製品によって異なります。より多くの生ごみをストレスなく処理するためには、処理能力が高いディスポーザーを選びましょう。
テラル製のディスポーザーは、破砕力の高いハンマーミル方式を採用しています。投入方法に気を付ければ、卵の殻も処理することが可能です。
テラル製のディスポーザーは、汚れが付着しにくい蓋スイッチの採用や自動で内部洗浄するモードの搭載など、性能の高さも魅力的です。購入後は、24時間365日体制の専用コールセンターをご利用いただけます。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |

卵の殻は気を付けて投入しよう
卵の殻は、ディスポーザーで破砕できても、内部に残ることがあります。内部に残った卵の殻は、排水管に詰まる原因となります。
ディスポーザーに卵の殻を投入する際には、一工夫が必要です。一度に大量投入せず、他の生ごみと混ぜて少量ずつ流しましょう。破砕後、しっかりと追いかけ水を流すことで詰まりを防げます。
ディスポーザーには破砕できても内部に残りやすい生ごみがいくつかあります。大きいものは小さくカットし、繊維質のものは少量ずつ投入するなど、ディスポーザーに負担をかけない使い方を心がけましょう。