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ディスポーザーの処理槽とは?仕組みや浄化槽との違いを解説

ディスポーザーは、生ごみを素早く処理できる機器です。しかし、ディスポーザー本体だけでは生ごみを適切に処理できず、専用の処理槽が必要になります。

処理槽は、ディスポーザーで破砕された生ごみを適切に処理し、下水道に安全に流すための装置です。

本記事では、ディスポーザーの処理槽とは何かを詳しく解説します。また、ディスポーザーを設置する際には、本体価格の他、処理槽の設置費用も必要です。処理槽にかかる費用も解説するので、ぜひ最後までお読みください。

ディスポーザーの処理槽とは

ディスポーザーの処理槽は、キッチンの排水口に設置する生ごみ処理設備の一部です。生ごみ処理設備は、以下の3つの部位で構成されています。

  • ディスポーザー部
  • 排水配管部(専用排水管)
  • 排水処理部(専用処理槽)

ディスポーザーは生ごみを破砕して処理する機器ですが、ディスポーザーだけでは生ごみを完全に処理することはできません。上記の3つの部位が揃ってはじめて完全に処理することが可能です。

処理槽と浄化槽の違い

ディスポーザーの処理槽は、浄化槽と混同されがちですが、両者は異なるものです。

ディスポーザーの処理槽は、ディスポーザーで破砕した生ごみを適切に処理するための設備です。一方、浄化槽はトイレの汚水など、生活排水を浄化するための設備です。

両者は処理の対象が異なるものの、微生物の働きを利用して汚水を浄化する点は共通しています。

ディスポーザーの処理槽の仕組み

ディスポーザーで破砕された生ごみは、排水管を経由して処理槽へと送られ、最終的に下水道へと流されます。

生ごみをそのまま下水道に流すと水質汚染の原因となる可能性がありますが、これを防ぐために処理槽が役立ちます。処理槽には微生物が住んでおり、これが生ごみを栄養源にして酵素を分泌し、有機物を分解します。

ディスポーザーで破砕された生ごみは、この微生物によって分解され、処理水だけが下水道に流れる仕組みになっています。こうすることで、下水システムへの負荷を軽減する役割を果たします。

ディスポーザーに処理槽が必要な理由

キッチンにディスポーザーを設置すると、生ごみを簡単に処理できるようになりますが、そのためには処理槽が重要です。処理槽がないと、生ごみを適切に処理できず、地球環境に悪影響を及ぼすリスクが高まります。

生ごみを適切に処理して、下水道へ放流するため

処理槽の役割は、破砕された生ごみを微生物の力で分解し、処理水だけを下水道に流すことです。これにより、下水処理システムの負担を軽減できます。

ディスポーザー本体は生ごみを破砕するだけです。処理槽がないと、そのまま下水道に流すことになり、下水処理システムに大きな負担をかけてしまいます。

生ごみ量を削減することによって環境への負荷を軽減するため

処理槽には、環境への負荷を軽減する役割もあります。

ディスポーザーで破砕された生ごみには、有機物や油脂類などが含まれています。これらをそのまま下水道に流すと、下水処理場の負担が増し、水質汚染を引き起こす可能性があります。

水質汚染は、生態系の破壊や自然環境の悪化だけでなく、汚染された水を摂取することで健康へのリスクも高まります。そのため、ディスポーザーで破砕された生ごみを適切に処理する処理槽が必要です。

ディスポーザーの処理槽の維持にかかる費用

ディスポーザーを設置する際にかかる費用は、本体価格や工事費用だけではありません。処理槽の設置後は、維持管理費もかかります。具体的には、水質検査や汚泥引抜などです。

水質検査が必要な理由は、処理槽が適切に処理能力を発揮しているかを確認するためです。定期的に水質検査を受けることで、処理槽内の異常や不具合を早期に発見できます。

また、処理槽では、微生物による分解が行われる過程で、汚泥と呼ばれる沈殿物が発生します。汚泥が溜まると処理槽の容積が減少し、処理能力の低下につながりかねません。

処理槽の維持にかかる費用の相場は、物件種別で異なります。戸建ての場合、年3回の検査でそれぞれ3万円~5万円程度です。マンションの場合、処理槽の規模や戸数で変動はあるものの、年間で5万円~20万円程度かかります。

ディスポーザーの処理槽に関するよくある質問

ディスポーザーを使用する際は処理槽も必要です。処理槽に関する疑問は、設置するまでに解消しておくと安心です。

設置に許可は必要?

ディスポーザーシステム(ディスポーザー+処理槽)の設置には、お住いの自治体にある下水道局への申請が必要です。法律・条例として公共下水道に接続する「排水設備」となるためです。

多くの自治体では、ディスポーザーや処理槽の設置に一定の基準を設け、許可制としています。詳しくは、お住いの自治体の公式サイトや窓口でご確認ください。

処理槽が不要なディスポーザーはある?

ディスポーザーには、機械処理型と生物処理型の2種類があります。機械処理型は、処理槽で生ごみを熱で乾燥させるタイプです。処理槽のサイズがコンパクトなので、キッチンのシンク下のスペースに収まります。

一方の生物処理型は、処理槽が大規模なタイプです。処理槽を地中に埋設する必要があるため、後付けは現実的ではありません。

また、処理槽が不要な単体方式もありますが、破砕された生ごみはそのまま下水道へ流され、下水処理場への負荷がかかるため、ほとんどの自治体で認められていません。

ディスポーザーはテラル製がおすすめ

ディスポーザーは、メーカーによって機能性や利便性などが異なります。これからディスポーザーを設置する際には、高品質でアフターサービスが充実したテラル製をご検討ください。

【高機能タイプ】DSP-250HD

テラル製のDSP-250HDは、破砕力に優れたハンマーミルを採用したディスポーザーです。生ごみの処理スピードが早いため、電気代と水道代の節約にもつながります。

また、使用後に破砕室に水を溜めて一気に排水する機能を搭載しているため、日々のお手入れも楽になります。

【普及タイプ】DSP-75T

DSP-75Tは、従来品よりもモーターと破砕室が25%コンパクトになっているため、狭いスペースでも設置可能です。破砕速度が向上したことで、生ごみの処理スピードもアップしています。

また、ディスポーザーの使用後は、蓋に生ごみが残ることがあります。蓋スイッチには抗菌加工が施されているため、汚れが付着しにくく、きれいな状態を維持できるでしょう。

テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838

問い合わせ先

ディスポーザーには処理槽が不可欠

ディスポーザーには処理槽が不可欠です。ディスポーザー本体だけでは、家庭から出る生ごみを十分に処理できません。

破砕された生ごみは最終的には下水道に流れるため、処理槽で分解・浄化する必要があります。処理槽は、ディスポーザーで破砕された生ごみを適切に処理し、環境への負荷を軽減する役割を果たします。