ディスポーザーの噛み込み解除工具とは?解除する際のポイント
ディスポーザーの噛み込みは、付属の工具によって解除可能です。
この記事ではディスポーザーの噛み込み解除工具の使い方や、噛み込みの解除する際のポイントを紹介します。また、ディスポーザーの噛み込みを予防する方法も解説します。
ディスポーザーを使い続けていると「噛み込み」を起こしてしまうことはたびたびあります。噛み込み解除工具の扱い方を覚えて、トラブルに備えましょう。
ディスポーザーの噛み込み解除工具とは
ディスポーザーの噛み込み解除工具とは、その名の通り「噛み込み」を解除するための専用工具です。噛み込みとは、ディスポーザーの固定刃と回転プレートの間に硬いものが挟まって、ディスポーザーが止まってしまう現象のことです。
噛み込み解除工具はディスポーザー本体に付属品として用意されており、製品ごとに形状が異なります。そのため、他社製品の工具を使用することができません。
また、メーカーによっては、噛み込み解除工具が付属されていないケースもあります。製品の説明書や仕様書を見て、付属品に含まれているかを確認しましょう。
ディスポーザーの噛み込み解除工具の使い方
今回はテラル製の噛み込み解除工具「ロック解除ハンドル」を例に使い方を紹介します。
解除の主な手順は以下の通りです。
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 蓋スイッチを外す
- 厚手のゴム手袋を付けて投入口に手を入れて生ごみを取り出す
- 噛み込み解除工具を差し込む
- 噛み込み解除工具を回す
- 内部の異物を除去する
- 電源を差し込む
- 過負荷保護装置をリセットする
- 蓋スイッチを戻す
このあと、動作確認をして、噛み込みが解除されているかを確認してください。
ディスポーザーの噛み込みが起きる原因
ディスポーザーの噛み込みは、使用方法が原因となって起こるケースがあります。次のような場合には、噛み込みなどのトラブルが発生しやすいため注意が必要です。
- 多量のごみを無理に押し込む
- 投入できないごみを投入している
- ごみが大きすぎる
- 異物が混入している
基本的に、ディスポーザーは処理できないごみを投入すると、噛み込みが起こりやすいです。また、投入可能なごみでも大きすぎたり、多量に押し込むと噛み込みが発生します。
テラル製のディスポーザーの場合、噛み込みが発生すると過負荷保護装置が作動し、ブザー音が鳴って稼働を停止します。
ブザー音はメーカーによって異なりますが、多くの製品で何らかのブザー音が鳴る仕組みが備わっています。
ディスポーザーの噛み込みを解除する際のポイント
ディスポーザーの噛み込みを解除する際は、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。あらかじめ確認しておき、正しく安全に作業をしましょう。
必ず電源プラグをコンセントから抜く
ディスポーザーの噛み込みを解除する作業を行う前に、必ず電源プラグをコンセントから抜きましょう。作業中にディスポーザーが起動すると危険なため、電源が入らないようにします。
また、噛み込みが確認できない場合、他の停止原因も疑ってみてください。ディスポーザーの停止は、本体の異常加熱、漏電ブレーカーの作動、コンセントの抜けなどでも起きることがあります。
電源プラグを抜く際に漏電ブレーカーのライトがついてないか、コンセントが抜けかけていないかについても確認しておきましょう。
また、異常加熱が疑われる場合は、過負荷保護装置のリセットボタンを押してみることで解消される場合もあります。
内部に手を入れる際は必ず厚手のゴム手袋などを使用する
ディスポーザー内部の作業を行う際は、必ず厚手のゴム手袋を着用してください。
内部には汚れが付着しているため、素手で作業すると不衛生です。手袋を着けることで手を汚さずに作業でき、衛生的でごみに触れるストレスも減ります。
また、ゴム手袋は万が一のケガを予防するためにも重要です。ディスポーザー内部を触る際は、必ず厚手のゴム手袋を着用しましょう。
無理に力を入れない
ディスポーザーの噛み込み解除作業は、無理に力を入れすぎないように注意してください。思うように解除できないからといって力任せに扱うと、ディスポーザー内部を傷つけて壊してしまう危険があります。
噛み込み解除工具を使っても動かない場合は、無理をせず一度メーカーに相談しましょう。
ディスポーザーの修理・交換費用の相場
ディスポーザーの修理・交換費用は依頼内容によって変動します。
たとえば、軽度の噛み込みであれば、1~2万円程度が相場ですが、本体を交換する場合は8~18万円程度かかります。
正確な金額は依頼内容によって異なるため、費用が気になる場合は一度見積もりを依頼してみてください。
ディスポーザーの修理費用は、以下の記事でも詳しく解説しています。
ディスポーザーの修理費用はいくら?相場や依頼するポイントを解説
ディスポーザーの噛み込みを予防する方法
ここからはディスポーザーの噛み込み自体を予防する方法を紹介します。
生ごみは正確に分別してから投入する
ディスポーザーに投入する生ごみは、分別してから投入しましょう。ディスポーザーに投入できないものは次のとおりです。
- 大きな魚の骨
- 牛・豚・鶏の骨
- 果実の固い種
- カニ・貝類の殻
- 卵の殻
- トウモロコシの皮
- パイナップルの芯
- ご飯
- 油
特に堅いものは噛み込みの原因になりやすいため、注意してください。
ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介
ディスポーザー内部は定期的に掃除する
定期的にディスポーザー内部の掃除をすることも大切です。
ディスポーザーは汚れが溜まって詰まることもあるため、定期的に掃除しておくことでトラブルを防げる可能性があります。
おすすめの掃除方法は次のとおりです。
方法 | |
① |
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② |
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③ |
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これらのメンテナンスを週に2~3回で行うと、ディスポーザーを清潔に保ちやすくなります。
ディスポーザーの掃除方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?
メーカーに定期点検を依頼する
メーカーにディスポーザーの定期点検を依頼するのもおすすめです。ディスポーザーは使い続けると、固定刃や回転刃の切れ味、電動機のパワーが落ちてしまいます。
そのため、定期的にディスポーザーのメーカーに点検を依頼し、修理や交換のタイミングを判断してもらうと安心です。
メーカーによる定期点検は有償のケースがあるため、問い合わせて確認してください。
ディスポーザー交換にはテラル製がおすすめ
ディスポーザーの交換を検討している場合は、テラル製のディスポーザーがおすすめです。テラル社のディスポーザーは国内製で高い品質が強みです。
破砕力の高い「ハンマーミル方式」を採用しているため、強力なパワーでごみを破砕できます。
また、汚れがつきにくい蓋スイッチ、自動のお手入れモードの搭載によって日常的なメンテナンスもしやすいのが魅力です。
万が一のトラブルにも24時間365日対応のアフターサービス体制で、安心して利用できます。
また、テラルでは、自社製品の修理・交換はもちろん、複数の撤退メーカーのアフターサービスを公式に請け負っていることから、製品交換にも柔軟に対応できます。ぜひ、一度ご相談ください。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
ディスポーザーの噛み込みには解除工具を使おう
ディスポーザーの噛み込みは、専用の解除工具を使えば解消できます。手元に噛み込み解除工具がある場合は、紹介した方法を参考にして解除してみてください。
ただし、どうしても解除できないと感じた場合は無理をせず、メーカーに相談することをおすすめします。
また、噛み込みを防ぐために、普段からディスポーザーの扱い方に気を付けることも重要です。多量のごみを無理に押し込んだり、投入できないごみを投入したりしないようにして、トラブルを減らしましょう。