ディスポーザーが動かない!故障の原因から直し方まで徹底解説
設置したディスポーザーが突然動かなくなったとき、機器の使用状況に原因があるかもしれません。原因によっては自分で直すことも可能ですが、メンテナンス依頼が必要なケースも考えられます。
本記事では、ディスポーザーの故障の原因と直し方を解説します。また、ディスポーザーの故障を防ぐ適切な使い方も紹介します。
ディスポーザーが動かない5つの原因
ディスポーザーが動かないときに考えられる主な原因を5つ紹介します。
電源プラグの緩み・抜け
まず考えられるのは、ディスポーザーの電源プラグの緩み・抜けです。もし電源プラグが抜けている場合、通電しないためディスポーザーは動きません。
故意に抜いた記憶がなくても、気づかないうちに電源プラグが緩んでいた、もしくは抜けてしまっているケースもあります。
また、別途本体連動のスイッチがついている機器は、スイッチが切れている可能性があるため、それぞれ確認しましょう。
異物混入による噛み込み
ディスポーザーに異物混入が起きると、噛み込みが起きて動かなくないケースがあります。
ディスポーザーにおける「異物」とは、取扱説明書に記載されている投入禁止のごみのことです。具体的には次のものが挙げられます。
- 大きな魚の骨
- 牛・豚・鶏の骨
- 果実の固い種
- カニ・貝類の殻
- 卵の殻
- トウモロコシの皮
- パイナップルの芯
- ご飯
- 油 など
これらの生ごみを投入すると破砕されず、ディスポーザーが動かない原因となっていることがあります。
ディスポーザーに投入できるごみと投入できないごみは、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ディスポーザーの故障原因と対策とは?修理する際のポイントまで解説
過熱保護装置の作動
ディスポーザーは、過熱保護装置の作動によって動かなくなるケースもあります。
過熱保護装置とは、ディスポーザー内のモーターが稼働時の熱で壊れないようにするための保護装置です。モーターの温度が一定以上になると、故障防止のために作動します。
通常の使用でこの装置が作動することはありません。しかし、異物を破砕しようとしたり短時間で何度も使用したりすると、モーターが熱を持ち、過熱保護装置が作動することがあります。
漏電ブレーカーの作動
ディスポーザーの電源プラグには、漏電ブレーカーが組み込まれているものもあり、漏電を感知すると事故や火事を防ぐために作動します。何らかの原因で漏電ブレーカーが作動した場合、ディスポーザーは動かなくなります。
なお、漏電ブレーカーが作動しているかは電源プラグについているランプによって判別可能です。もし光っている場合は漏電の可能性が高いでしょう。
ディスポーザー本体の寿命
いずれも当てはまらず、時間を置いても動かない場合はディスポーザー本体の寿命かもしれません。
ディスポーザーは、使用頻度が少なめでも経年劣化で故障するケースがあります。
ディスポーザー本体の寿命は7~10年ほどです。設置から時間が経っているときは、本体自体の交換も検討しましょう。
ディスポーザーの寿命は何年?交換目安や寿命を延ばすポイントも紹介
動かないディスポーザーの直し方
ディスポーザーが動かない原因によっては、自分で修理できる可能性があります。ここからは個人でできる、動かないディスポーザーの直し方を解説します。
掃除をして異物の噛み込みを解消する
ディスポーザーが動かない原因が噛み込みの場合、掃除をすることで解決する可能性があります。ディスポーザー内の異物を取り除き、様子を見てみましょう。
なお、ディスポーザーの掃除はケガなどのリスクもあるため、次のポイントを守って進めてください。
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 内部の掃除は安全のため厚手のゴム手袋を装着し、異物を取り除く
また、噛み込みの解除には、付属の工具を使用する方法があります。以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
電源回りを確認する
ディスポーザーの電源周りも確認しましょう。コンセントが緩んでいないか、きちんと差し込まれているかを確認してください。コンセントは一度挿し直してみるのが確実です。
また、電源プラグにある漏電ブレーカーが作動しているなら「入」に切り替えましょう。漏電ブレーカーを切り替えることで、ディスポーザーが作動するかもしれません。
過熱保護装置をリセットする
過熱保護装置のリセットも試してみてください。
ディスポーザー本体の制御ボックスについている「リセットボタン」を押すだけで、過熱の保護を解除することが可能です。
なお、リセットボタンの正確な位置は製品により異なるため、ディスポーザーの取扱説明書を見て確認してください。
メーカーに修理を依頼する
部品の劣化による漏電や寿命で動かない場合、個人で直すのは困難です。その場合は、ディスポーザーのメーカーに相談し、修理を依頼しましょう。
なお、テラル製のディスポーザーの場合は、アフターサービスを用意しています。アフターサービス専用コールセンターからお問い合わせください。
ディスポーザーの修理・交換の相場
ディスポーザーを修理・交換するとなったとき、気になるのは「修理・交換にかかる費用」です。費用は内容によって、数万円単位で変動します。
たとえば軽度な噛み込み解消であれば、1~2万円程度が相場です。また、本体の交換が必要な場合、交換工事費と本体代を合わせて8万~18万円程度かかります。この費用には、本体代のほかに技術料、部品代、出張料も含まれます。
正確な金額は修理の内容によって変化するため、費用が気になる人は一度メーカーに見積もりを依頼しましょう。
交換費用については、以下の記事でも紹介しています。
ディスポーザーの修理費用はいくら?相場や依頼するポイントを解説
ディスポーザーの故障を防ぐ適切な使い方
ディスポーザーを長く使い続けるためには、普段から適切な使い方を心掛けることが大切です。ここからはディスポーザーの故障を防ぐ適切な使い方を解説します。
取扱説明書に記載された使い方を守る
取扱説明書に記載された使い方を守ることは非常に重要です。
たとえば、ディスポーザーに入れてはいけないものが記載されていますが、これらを投入すると、破砕できずに噛み込み故障の原因になります。また、モーターに過負荷がかかり、機器の寿命を縮めるリスクもあります。
ディスポーザーが動かなくなった場合も、取扱説明書に従って対処してください。取扱説明書には基本的なトラブル対処法が記載されています。
対処法はメーカーによって異なる場合があるため、本体を交換した場合は、新しい機器の取扱説明書を必ず確認しておきましょう。
作動前に投入物を確認する
ディスポーザーを作動する前に投入物を確認することも大切です。作動前に中身を確認しておけば、異物混入を防げます。
また、破砕に過負荷がかかるため、ごみの大きさにも注意しましょう。目安として3㎝程度の大きさだと負荷がかかりにくいです。
さらに、ごみの量が多すぎても負荷がかかるため、一度に大量に詰め込まず、適度な量で破砕を行うようにしてください。
定期的にメンテナンスを行う
ディスポーザーは、定期的にメンテナンスを行いましょう。
ごみを破砕する構造上、汚れが溜まりやすく詰まりの原因となるため、週に2~3回の頻度でメンテナンスを行ってください。なお、本体の掃除は「氷」を5~6個入れて運転させる方法があります。氷を破砕することで、その破片がディスポーザー内部の壁面に付着した汚れを落としてくれます。
臭いや汚れ、ぬめりが気になる場合は、中性洗剤を使いましょう。柄の長いブラシを使って磨くと、臭いや汚れ、ぬめりが解消されます。また、ディスポーザー内部と排水管の詰まりを予防するため、6~8L程度の水を一気に流す作業もおすすめです。
なお、メーカーによっては有償で定期メンテナンスを実施しているところもあります。
ディスポーザーが動かないときによくあるQ&A
ここではディスポーザーが動かないときによくあるQ&Aにお答えしていきます。
Q:ディスポーザーは自分で修理できる?
A:詰まりや噛み込みが原因でディスポーザーが動かない場合、紹介した方法で自分で対処することができます。ただし、ディスポーザーは精密機器なので、無理に直そうとすると、さらに故障を招くケースがあります。
手に負えないと感じた場合は、自分で修理しようとせず、メーカーに修理を依頼することをおすすめします。
Q:交換する際におすすめの業者の選び方は?
A:ディスポーザーの交換を検討するときは、次のポイントで業者を選びましょう。
- 見積り項目が詳細に書かれている
- アフターサービスがしっかりしている
- 撤退メーカーの製品交換にも対応している
テラル社では、アフターサービスや故障についても柔軟に対応ができます。気になる方は一度見積りをご利用ください。
ディスポーザーを交換するならおすすめはテラル製
ディスポーザーの交換を検討中なら、テラル社のディスポーザーをご検討ください。テラル社のディスポーザーは国内製で高品質な製品であることが強みです。
破砕力の高い「ハンマーミル方式」を採用しているため、強力なパワーでごみを破砕できます。
また、汚れがつきにくい蓋スイッチや自動のお手入れモードを有する機種もあり、日常的なメンテナンスもしやすいのが魅力です。
さらに24時間365日対応のアフターサービス体制で、トラブルが起きても安心です。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |

ディスポーザーが動かないときは慌てず対応しよう
ディスポーザーが突然動かなくなったら、まず電源プラグをコンセントから抜いてから厚手のゴム手袋を着用し、内部に異物が混入していないかを確認しましょう。異物を取り除くと直る可能性があります。
噛み込みを確認できないときは、電源プラグのコンセントからの抜けや漏電トラブルも考えられます。過熱保護装置が作動しているときは、リセットボタンも試してみてください。
それでも直る気配がない場合には、ディスポーザーの故障や本体の寿命かもしれません。無理に触らず、一度メーカーに相談してみましょう。
本体を交換をする場合は、高品質なテラル製のディスポーザーがおすすめです。あわせてご検討ください。