ディスポーザーにサビが発生したときの対処法│予防方法も解説
ディスポーザーは、内部で生ごみを処理するため、食物残差や汚れが溜まりやすく、適切にメンテナンスしなければなりません。
メンテナンスを怠ると、内部にサビが発生する可能性もあります。サビが発生すると、ディスポーザーの処理能力が低下し、故障の原因にもなりかねません。
本記事では、ディスポーザーにサビが発生する原因や対処法などを詳しく解説します。
ディスポーザーのサビが発生しやすい部位
ディスポーザーは、サビが発生することがあります。特にサビが発生しやすい部位は、シンクとの接続部分、ディスポーザー内部の金属部分です。
シンクとの接続部分
サビが発生しやすい部位の一つは、ディスポーザーとシンクの接続部分です。
ディスポーザーは、水を使用する機器です。そのため、ディスポーザー本体はシンクに接続して設置します。
ディスポーザーとシンクの接続部分は、水と生ごみにさらされるため、サビが発生しやすい傾向にあります。水と湿気に長時間触れることで金属部分が酸化し、サビが発生するというわけです。
また、ディスポーザーとシンクの接続部分は、金属同士が接触しています。金属同士の接触は電気化学的反応を引き起こし、サビを発生させる原因となります。この部分にサビが発生した場合、ディスポーザーの交換だけでは解消しません。
ディスポーザー内部の金属部分
ディスポーザーはさまざまなパーツで構成されており、その中には金属も含まれます。金属部分は特にサビが発生しやすく、ディスポーザー内部の金属部分は常に水と生ごみが直接接触しています。
サビを予防するために、ステンレスを使用している製品もありますが、サビに強いステンレスを使用していない製品では、湿気や酸性、アルカリ性の物質によりサビが発生しやすいのが現状です。
特に破砕室の内部は、水と生ごみの影響を受けやすい場所です。生ごみには酸性や塩分を含むものが多く、これらの影響により破砕室内部にサビが発生することがあります。
ディスポーザーにサビが発生する原因
キッチンのディスポーザーにサビが発生する原因を詳しく紹介します。
水分の影響
ディスポーザーはキッチンのシンクに設置される機器で、生ごみを処理する際に水を使用します。そのため、ディスポーザーは水分の影響を受けやすい環境に設置されています。使用中はもちろんのこと、使用後も内部に水分が残ることがほとんどです。
特に使用頻度が低い場合、内部に湿気が滞留しやすくなります。また、シンクではディスポーザーで生ごみを処理するだけでなく、食器や調理器具を洗う際にも水を使用するため、常に湿気の多い環境にあります。
果物の皮やコーヒーかす、調味料など酸性やアルカリ性の生ごみ
サビが発生しやすい原因には、生ごみに含まれる成分も関係しています。
生ごみには、さまざまな成分が含まれています。特に金属のサビにつながりやすいのは、酸性やアルカリ性が含まれた生ごみです。たとえば、果物の皮やコーヒーかす、調味料などが該当します。
酸性やアルカリ性の生ごみがディスポーザーの内部に残ると、サビを発生させる可能性があります。ディスポーザーの内部にこれらの成分が残らないよう、こまめにお手入れする必要があります。
中性洗剤以外の洗剤の使用
ディスポーザーにサビが発生する原因の一つは、中性洗剤以外の洗剤の影響です。
洗剤の中には、ディスポーザーの金属部分にサビを発生させやすいものがあります。サビにつながるリスクがある洗剤は、漂白剤や塩素系洗剤、配管洗浄剤などです。
また、ディスポーザーは、基本的に中性洗剤以外の洗剤は使用できません。中性洗剤以外の洗剤を使用すると、ディスポーザー本体や排水管にダメージを与えるおそれがあるためです。
ディスポーザーを設置したキッチンでは、中性洗剤以外の洗剤を使用しないようにしましょう。
ステンレスシンクのサビの影響(通称:もらいサビ)
キッチン周りのサビは「もらいサビ」が原因で発生することがあります。もらいサビとは、別の場所で発生したサビが周囲に広がる現象です。
例えば、シンクの上に空き缶や調味料が付着したビンなどを放置すると、サビが発生します。シンクで発生したサビがやがてディスポーザーの内部に達し、広がる可能性があります。
テラル製のディスポーザーは金属部分のすべてにステンレスを使用しているため、単独でサビが発生することはほとんどありません。しかし、もらいサビの影響により、ディスポーザー内部にサビが発生することが極めてまれにあります。
ディスポーザーのサビを予防する方法
ディスポーザーの金属部分にサビが発生すると、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。長く快適にディスポーザーを使用するには、サビの発生を予防することが大切です。
酸性やアルカリ性の生ごみは流さない
生ごみに含まれる成分によっては、ディスポーザーのサビにつながる可能性があります。
特に金属部分にサビを発生しやすい成分は、酸性とアルカリ性です。酸性やアルカリ性の生ごみは、ディスポーザーに直接投入せず、家庭ごみとして出すようにしましょう。
このほかには、コンポストを活用する方法もあります。コンポストを活用すると、自宅で手軽にたい肥を作ることが可能です。
できるだけディスポーザーを使用したい場合は、酸性やアルカリ性の生ごみを水と一緒に流すことで影響を軽減できます。
こまめに使用する
ディスポーザーのサビを予防するには、こまめに使用することも大切です。ディスポーザーの使用頻度が低いと、湿気が長時間滞留しやすくなり、サビを発生させる原因になります。使用頻度の目安は、1日1回以上です。
ディスポーザーをこまめに使用し、最後に多めの水を流すことで、破砕室のサビ予防につながります。この習慣をつけることで、ディスポーザーや排水管の詰まりも予防できるでしょう。
また、破砕室に生ごみを長時間放置すると、水分の影響を受ける時間が長くなるため、サビの発生原因となります。ディスポーザーのサビを予防するためには、調理の際に出た生ごみを素早く処理することもポイントです。
定期的に清掃を行う
生ごみを処理する機器であるディスポーザーは、内部に汚れが溜まりやすい傾向にあります。汚れが蓄積するとディスポーザーの処理能力が低下し、詰まりにつながることがあります。
そのため、ディスポーザーはこまめに掃除し、内部をきれいに維持しましょう。こまめに掃除することで、金属に影響を及ぼす成分を取り除けるため、サビ予防につながります。
ディスポーザーの掃除には、氷や中性洗剤、柄のついたブラシなどを使用する方法があります。詳しい掃除方法については、以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?
専門業者やメーカーに定期点検を依頼する
ディスポーザーのサビを予防するには、こまめな掃除に加え、専門業者やメーカーの定期点検を受けることも大切です。専門業者やメーカーには、ディスポーザーの定期点検に対応しているところもあります。
定期点検を受けると異常を早期発見できるため、サビ予防につながるだけでなく、寿命を延ばせる可能性があります。
テラルでは、設置から2年以上経過したディスポーザーの定期点検を推奨しています。定期点検(※有料)は、専用のコールセンターからいつでもご依頼いただけます。
ディスポーザーにサビが発生したときの対処法
こまめな掃除を心がけていても、ディスポーザーにサビが発生することがあります。しかし、サビが発生しても、度合いによっては取り除ける可能性があります。
サビの度合いが酷い場合は、さらなるトラブルを防ぐためにも、ディスポーザーの交換を検討しましょう。
繰り返しの使用で取り除けるサビも多い
サビの発生によるさらなるトラブルを防ぐためには、早期発見が重要です。軽微なサビであれば、ディスポーザー本体に悪影響を及ぼすことはありません。ディスポーザーのサビに気づいたときには、すぐに対処することが大切です。
軽微なサビに気づいた場合、慌てずにディスポーザーを繰り返し使用してみましょう。ディスポーザーを稼働させることで、サビが徐々に取り除けるケースも少なくありません。
新しいディスポーザーに交換する
軽微なサビであれば、ディスポーザーを繰り返し使用することで徐々に改善される可能性があります。しかし、サビの状態が酷い場合、この方法で取り除くのは難しいことも少なくありません。
酷いサビによって金属部分が劣化している可能性もあるため、新しいディスポーザーに交換する必要があります。新しいディスポーザーに交換したあとは、サビ予防を心がけるようにしましょう。
ディスポーザーならテラル製がおすすめ
ディスポーザーを長く快適に使用したい場合は、テラルの製品をご検討ください。テラル製のディスポーザーは、金属部分のすべてにサビに強いステンレスを使用しています。
業界初のジェットフラッシュ機能を搭載したモデルもあり、日々のお手入れの軽減にもつながります。
また、ディスポーザーを使用する場合、自分でのお手入れのほか、定期点検を受けることも大切です。
テラルでは、設置から2年以上経過したディスポーザーの定期点検を推奨しています。サビによって修理や部品の交換が必要でも、専用のコールセンターからいつでもお問い合わせいただけます。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |

ディスポーザーの設置後はサビ予防を徹底しよう
ディスポーザーを使用していると、サビが発生することがあります。特にサビが発生しやすいのは、シンクとの接続部分やディスポーザー内部の金属部分です。
サビの主な原因は、水分の影響や生ごみの成分、中性洗剤以外の洗剤の使用です。ディスポーザーは湿気が多い環境に設置するため、水分の影響によるサビ予防は容易ではありません。しかし、ディスポーザーをこまめに使用し、定期的な掃除を心がけることで、サビ予防につながる可能性があります。
また、ディスポーザーのサビ予防には限界があります。サビによる悪影響を防ぐには、専門業者やメーカーに定期点検を依頼することも重要です。