ディスポーザーの詰まりはビニール袋が原因?対処法と予防策を紹介
ディスポーザーには、処理可能な生ごみ以外を流してはいけません。処理できないものを流すと、ディスポーザーや排水管のトラブルにつながるおそれがあります。
特に注意が必要なものの一つが、ビニール袋です。「誤ってビニール袋を流してしまった」「詰まりの原因がビニール袋かもしれない」と不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
ビニール袋を流してしまったときには、慌てずに早めに対処することが大切です。本記事では、ビニール袋がディスポーザーを詰まらせる理由や詰まったときの対処法を解説します。
ディスポーザーにビニール袋の投入はNG!
ディスポーザーは生ごみを処理するための機器であり、生ごみ以外のものは投入できません。
たとえば、ビニール袋は生ごみではないため、ディスポーザーで処理することはできません。誤ってビニール袋を流してしまうと、ディスポーザー内部に残ったり、排水管に詰まったりするリスクがあります。
早めに気づいて取り出せば大きな問題にはなりませんが、最悪の場合は故障につながるため注意が必要です。
ビニール袋がディスポーザーを詰まらせる理由
誤ってディスポーザーにビニール袋を流してしまうと、内部で詰まりが発生します。これは、ビニール袋の素材やディスポーザーの仕組みが深く関係しています。
ディスポーザーの回転刃にかかりにくいため
ディスポーザーは、生ごみを処理する機器ですが、処理しづらい生ごみもあります。たとえば、生魚の皮や鶏の皮などは、柔らかく弾力があるため、処理しづらい傾向にあります。
ビニール袋も同様に柔らかく弾力があるため、破砕室で上手く破砕されず、内部に残ることが多いです。ビニール袋が回転刃に絡まると、故障の原因にもなるため注意しなければなりません。
微生物の働きで分解できないため
ビニール袋がディスポーザーを詰まらせる原因の一つは、その素材にあります。
ディスポーザーは、生ごみを微生物の力で分解処理する機器のため、有機物以外は処理できません。ビニール袋はプラスチック素材でできており、微生物で分解できないのです。
もし、ほかの生ごみと一緒に破砕されても、細かくなった破片が排水管に流れて詰まりを引き起こす可能性があります。
ディスポーザーにビニール袋が詰まったときの対処法
誤ってディスポーザーにビニール袋を流してしまった場合、さらなるトラブルを防ぐためにも早めの対処が必要です。
ディスポーザーにビニール袋が詰まったときの対処法を詳しく見ていきましょう。
異物を取り出す
まず、破砕室にあるビニールを取り出します。ビニール袋を取り出す際は、電源プラグを必ずコンセントから抜きましょう。その後、投入口から蓋スイッチを外し、内部に詰まったビニール袋を取り除きます。
破砕室に手を入れるときは、必ず厚手のゴム手袋を着用し、手を保護してください。このとき、詰まった異物はできるだけ取り出すことが大切です。
異物を取り出したあとは、ディスポーザーの電源プラグをコンセントに差します。濡れた手で電源プラグに触れると、感電するおそれがあるので注意しましょう。
噛み込みを解除する
ビニール袋の詰まりは、噛み込みを解除することで解消できることがあります。噛み込みを解除する際は、異物を取り出すときと同様に、まず電源プラグをコンセントから抜きましょう。
次に投入口から蓋スイッチを外し、厚手のゴム手袋をして破砕室の生ごみを可能な限り取り出します。
破砕室に付属の噛み込み解除工具を差し込み、ハンドルの凹凸部を回転刃の中心ナットにあわせてセットします。ハンドル先端の突起部を回転刃のハンマーに引っ掛けて、左右どちらかに回し、破砕室内部のビニール袋を取り出しましょう。
なお、噛み込み解除工具の詳細は使い方は、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ラバーカップを使用する
ディスポーザーにビニール袋を流してしまい、排水管が詰まったときはラバーカップを使って詰まりを解消できる可能性があります。ラバーカップは、排水口に押し付けてから引き上げる際の吸引力で詰まりを取り除く道具です。
まず、ラバーカップを排水口に当てて、ゆっくり押し付けたあと、一気に引き上げます。作業後に水を流し、詰まりが解消されたかを確認しましょう。まだ詰まっている場合は、何度か繰り返して完全に解消するまで作業を続けてください。
詰まりが解消されないときはメーカーや業者に相談する
詰まりが酷い場合、上記のような方法を試しても解消されないケースがあります。
しかし、無理に自分で対処しようとすると、かえって状況を悪化させることがあるため、注意が必要です。適切な対処をしないと、さらなるトラブルになり、最悪の場合ディスポーザーが故障する可能性もあります。
どうしても詰まりが解消しない場合は、自分で無理に対応せず、メーカーや専門の業者に依頼することが大切です。
ディスポーザーにビニール袋を誤って投入しないための予防策
ビニール袋の投入による詰まりは、日頃から注意すれば予防できます。
投入できないものを正確に把握しておく
詰まりや故障を防ぐためには、投入できないものを正確に把握しておくことが重要です。
ディスポーザーには、ビニール袋以外にも投入できないものがあります。たとえば、大きな生ごみや硬い生ごみなどは、詰まりの原因になることがあります。特に、金属、ガラス、陶器などを投入すると、回転刃が損傷したり、動作不良を引き起こし、故障の原因となります。
ディスポーザーに投入してはいけないものについては、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ確認しておきましょう。
ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介
投入前に生ごみの確認を徹底する
異物による詰まりを防ぐためには、投入前に内容物を確認することが大切です。処理できる生ごみ以外を投入すると、ディスポーザーが詰まったり、故障の原因になります。
また、ディスポーザーで処理できる生ごみでも、サイズが大きいと詰まりやすくなります。大きい生ごみは、事前に小さくカットしてから投入しましょう。
さらに、生ごみが大量に出た場合は、一度に詰め込まず、少量ずつ処理することで詰まりを防げます。これらの習慣を心がけることで、異物の混入や詰まりを効果的に予防できます。
使用しないときは蓋スイッチをしめておく
ディスポーザーには、スイッチの役割を果たす蓋が付いており、蓋スイッチを開けたままにしておくと、異物が誤って入る可能性があります。
異物が混入したままディスポーザーを作動させると、詰まりや噛み込みの原因となるため、注意が必要です。
特にビニール袋などが意図せず混入しないように、ディスポーザーを使わないときは必ず蓋スイッチを閉めておきましょう。
シンクの水を流す際に、蓋スイッチを開けておく必要があると考えるかもしれませんが、蓋スイッチを閉じた状態でも、OFFにしておけば水を流すことが可能です。
ディスポーザーを交換するならテラル製がおすすめ
ビニール袋の投入による詰まりが解消されない場合、ディスポーザーの交換が必要になるケースもあります。ディスポーザーを交換する際には、高品質かつアフターサービスが充実したテラル製がおすすめです。
【高機能タイプ】DSP-250HD
DSP-250HDには、業界初のジェットフラッシュ機能が搭載されています。ジェットフラッシュ機能とは破砕終了後、破砕室に十分な水を溜め、一気に排水する機能です。
この機能が作動することで、破砕終了後に溜め水を流す必要がなく、破砕室内をきれいな状態で維持できます。
【普及タイプ】DSP-75T
コンパクトかつ省エネ性能に優れたディスポーザーをお探しなら、DSP-75Tがおすすめです。
DSP-75Tは、モーターと破砕室が25パーセントコンパクトになったタイプのディスポーザーです。従来品に比べて省スペースなので、シンク下の収納部分を広く活用できます。
また、従来品よりも破砕速度が向上したことで、生ごみの処理スピードがアップしています。処理スピードの向上により、水道や電気の使用料が減るため、省エネ効果も期待できるでしょう。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
ビニール袋の投入による詰まりは予防できる
ディスポーザーは生ごみを処理する機器ですが、処理できるのは生ごみだけです。ビニール袋を入れると、詰まりや故障の原因になります。もし誤ってビニール袋を入れてしまった場合は、すぐに対処しましょう。
まずは、異物を取り出したり、噛み込みを解除したりして詰まりを解消します。それでも問題が解決しない場合は、メーカーや専門業者に連絡して修理を依頼する必要があります。
ビニール袋による詰まりは、普段のちょっとした注意で防げます。修理や交換には費用がかかるため、異物を入れないよう日頃から気をつけましょう。