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ディスポーザーの使い方|使用前・使用中・使用後のポイントも解説

ディスポーザーを誤った方法で使用し続けると、不具合や故障につながる恐れがあります。そのため、ディスポーザーを設置する前には、正しい使い方を確認しておくことが大切です。

また、ディスポーザーには消耗部品があるため、いずれ交換が必要な時期が訪れます。なるべく長く使用するためには、使用前・使用中・使用後それぞれの使い方についてポイントを押さえておく必要があります。

本記事では、ディスポーザーの基本的な使い方や安全な使い方のポイントを解説します。


ディスポーザーの基本的な使い方

ディスポーザーには、バッチ式(一括投入型)と連続投入方式の2種類があります。

バッチ式は、生ごみ投入口の蓋がスイッチ(蓋スイッチ)になっているタイプのディスポーザーです。蓋スイッチがついていることで、作動時の騒音が軽減されるため、マンションをはじめとする集合住宅にも適しています。

バッチ式の基本的な使い方は、次のとおりです。

  1. 蓋スイッチを外して生ごみを投入する
  2. 水を流す
  3. 投入口に蓋スイッチを挿入して、スイッチをオンにしてディスポーザーを作動させる
  4. 処理後にスイッチをオフにする
  5. 水を止める

まずは、水道水を流しましょう。バッチ式には蓋が付いているため、外して生ごみを投入します。生ごみの投入後は蓋を閉じ、決められた場所にスイッチを合わせて作動させましょう。処理後は蓋を外してスイッチを切り、水も止めます。

一方の連続投入型は、多くの生ゴミを続けて処理できるタイプです。海外から輸入されてそのまま販売・使用されているものに多く見られますが、安全性の観点も含めて国内の制度における認証は得られていないため注意が必要です。


【使用前】ディスポーザーの安全な使い方のポイント

ディスポーザーには、使用前に把握しておくべきポイントがあります。

事故やトラブルなどが発生してしまうことのないよう、安全な使い方のポイントについて知っておきましょう。

処理できるものとできないものを把握しておく

まずは、ディスポーザーで処理できるものとできないものを確認しておきましょう。

ディスポーザーは、家庭で手軽に生ごみを処理できる機器です。しかし、すべての生ごみを処理できるわけではありません。処理できないものを投入すると、不具合や故障の原因になります。

使用する前には、処理できるものとできないものを把握しておくことが大切です。

処理できるもの
  • 野菜くず
  • 果肉
  • パン
  • 海藻
  • 麺類
  • 残飯 など
処理できないもの
  • 固い生ごみ・食品くず
  • 強い繊維質・貝殻類
  • 油・薬品類
  • 高温のもの
  • 食品くず以外 など
処理しにくいもの
  • 大きな果物(スイカ・メロンの皮など)
  • 卵の殻
  • やわらかく弾力性がある生ごみ(生魚の皮・鶏の皮など)
  • 繊維質のある生ごみ(枝豆のさやなど)

ディスポーザーは、固いものや大きいものは処理できません。また、多量の油を流すと油が排水管の壁面に付着して堆積し、排水の通り道が狭くなり、詰まりの原因にもなります。

薬品類はディスポーザーの部品の腐食につながるため、投入しないようにしましょう。

ディスポーザーへ流してはいけないものについては、以下の記事で具体的に紹介しています。あわせてご覧ください。

ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介

大きなごみは細かく切っておく

ディスポーザーには、大きな生ごみの処理に対応しきれない側面があります。これは、安全性の観点も含めて、破砕室の容量を小さくしているためです。

サイズが大きいまま破砕室に投入すると、破砕刃やブレードが詰まったりする可能性があります。不具合や故障を防ぐためにも、サイズが大きい生ごみは細かく切ってから投入しましょう。

ディスポーザーが対応できる大きさの目安は、2~3cm程度です。ただし製品によって異なるため、事前に取扱説明書で確認しておくと良いでしょう。

なお、固い生ごみは、細かく切っても処理できないものもあるので注意が必要です。


【使用中】ディスポーザーの安全な使い方のポイント

次に、ディスポーザーの使用中の安全な使い方のポイントについて解説します。

一度に大量投入しない

ディスポーザーへの大量投入は、不具合や故障につながる恐れがあります。
一度に投入できる量は、製品やメーカーによって異なります。基本的には少量ずつ投入しましょう。

容量以上の生ごみを投入した場合、破砕室が詰まり、排水管にうまく流せない状態になる可能性があります。

ディスポーザーは、破砕した生ごみを水道水と共に排水する機器です。大量に生ごみを投入することで、破砕室内や排水管に溜まって、排水しづらくなる可能性があります。

また、大量の生ごみを一度に投入することで、ディスポーザーの効率が低下しやすくなります。安全にディスポーザーを使用するためにも、生ごみを少量ずつ投入するようにしましょう。

水を流しながら使用する

ディスポーザーは、水道水を流しながら使用する機器です。水道水は最初だけでなく、破砕処理が完了後もしばらく流し続ける必要があります。水を流さずに使用すると、処理した生ごみが破砕室内や排水管内部に詰まり、上手く排水できなくなる可能性があります。

近年は、スイッチを入れると自動で水が流れる自動給水式のディスポーザーも登場しています。

水の流し忘れによるトラブルを防ぐには、自動給水式のディスポーザーを選ぶと良いでしょう。

熱湯は使用しない

熱湯には、一定の殺菌や防臭効果があります。そのため、ディスポーザーで生ごみを処理する際に熱湯を使用したいと考える方もいるかもしれません。しかし、ディスポーザーを使用する際には、熱湯を流さないようにしましょう。

ディスポーザーには、常温の水道水を使用するのが基本です。熱湯を使用すると、本体や部品の劣化、排水パイプの破損といったさまざまなトラブルを引き起こすリスクがあります。

本体や排水パイプのトラブルを防ぐためにも、熱湯を使用しないようにしましょう。


【使用後】ディスポーザーの安全な使い方のポイント

ディスポーザーをより長く使用するには、定期的なメンテナンスが必要です。ディスポーザーには使用できない洗剤があるため、事前に把握しておくようにしましょう。

定期的にメンテナンスをする

多くの製品は、ディスポーザーで処理後の破砕室に食品残渣や汚れができるだけ残らないように設計されています。

しかし、生ごみの種類によっては水で流しきれないことがあるため、使用後に破砕室が完全にきれいになるとは限りません。破砕室に食品残渣や汚れが残ったまま放置すると、詰まりや臭い、故障の原因になるため、日常的なメンテナンスが必要です。

細かい汚れは、歯ブラシを使用すると上手く取り除けます。臭いが気になる場合は、ミカンやレモンなどの柑橘系の皮を使えば、一定の消臭効果が期待できます。ディスポーザーの使用後はこまめにお手入れし、より長く使用できるようにしましょう。

ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?

使用できない洗剤を把握しておく

ディスポーザーを快適に長く使用するためには、定期的なお手入れが欠かせません。しかし、ディスポーザーには使用できない洗剤があります。使用できない主な洗剤は、次のとおりです。

  • 台所用漂白剤
  • 塩素系洗剤
  • パイプクリーナー など

ディスポーザーの破砕室内部には、金属が使用されています。また、水漏れ防止のためにゴムパッキンも使用されています。

上記洗剤はこれらの部品を損傷・劣化させるため、使用できません。ディスポーザーをお手入れする際には、食器用洗剤のような中性洗剤を使用しましょう。

ディスポーザーに台所用漂白剤はNG!手入れのポイントを紹介


ディスポーザーの使い方に関するよくあるQ&A

ここからはディスポーザーの使い方に関するよくあるQ&Aを紹介します。

Q:内部の汚れが気になるときの対処法は?

A:破砕室に残った細かい生ごみや汚れが気になるときには、溜水洗浄や氷洗浄がおすすめです。

溜水洗浄は鍋や桶にためた6~8Lの水を一気に流し、ディスポーザー内部や排水配管を洗浄する方法です。ただし、熱湯は部品や排水パイプにダメージを与えるため、必ず常温の水道水を使用しなくてはなりません。

氷洗浄は、破砕室に氷5〜6個を投入して運転することで、ディスポーザー内部の汚れを落とす方法です。

これらの洗浄方法を定期的に実施すると、ディスポーザー内部の汚れや臭いのほか、故障や配管の詰まりを防ぐことが可能です。

なお、ディスポーザーの故障原因と対策は以下の記事で紹介しています。

ディスポーザーの故障原因と対策とは?修理する際のポイントまで解説

Q:不具合が発生したときの対処法は?

A:ディスポーザーの消耗部品は、使用し続けていると経年劣化により不具合が起きることもあります。ディスポーザーの主な故障原因は、次のとおりです。

  • 異物の投入
  • 配管詰まり
  • 経年劣化

ディスポーザーに不具合が起きた場合は、まずは取扱説明書を確認しましょう。取扱説明書には、万が一のときに備えてトラブルシューティングが記載されているものが多いです。記載された内容に沿って対応すれば、不具合が解消される可能性があります。

それでも不具合が解消されないときには、メーカーや販売店に問い合わせましょう。


ディスポーザーを設置するならテラル製がおすすめ

ディスポーザーの設置を検討しているなら、テラル製がおすすめです。

テラル製のディスポーザーは、ハンマーミル式を採用しています。ハンマーミルは破砕力が高く、生ごみをより細かく処理できるため、破砕室に食品残渣や汚れが残るのを防ぐことが可能です。

また、テラル製のディスポーザーは、汚れが付きにくい蓋スイッチを採用しています。自動で内部を洗浄するお手入れモードを搭載している機種もあり、性能の高さも魅力的です。

万が一に備えて、24時間365日対応のコールセンターも設置しているため、安心して使用できます。

テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838
問い合わせ先

使い方を事前に確認して安全に使おう

ディスポーザーの設置を検討している場合、基本的な使い方を確認しておくことが大切です。誤った使い方をすると、本体や部品、排水パイプなどにダメージを与えるリスクがあります。

ディスポーザーは破砕した生ごみを水と共に流す機器なので、必ず水道水を流しながら使用する必要があります。破砕室には食品残渣や汚れが残りやすくなるため、こまめにお手入れするようにしましょう。

安心して長く快適に使用するためには、メーカーの定期点検がおすすめです。テラルでは、ディスポーザーの定期点検を実施しています。