ディスポーザーの寿命は何年?交換目安や寿命を延ばすポイントも紹介
ディスポーザーは、パーツや電動機部分が劣化すると寿命を迎えます。新たなものに交換する際は費用が発生するため、寿命を把握しておくことが大切です。
ディスポーザーの寿命は、使用頻度やメンテナンス状況で変動することがあります。適切に使用し、定期的にメンテナンスを実施していれば、一般的な寿命よりも長く使用できる可能性があります。
本記事では、ディスポーザーの一般的な寿命を解説します。寿命を迎えたディスポーザーに起こりうるリスクや、寿命を延ばすポイントも解説するので、ぜひ役立ててください。
ディスポーザーの寿命は7~10年
まずは、ディスポーザーの一般的な寿命を確認しておきましょう。ディスポーザーの寿命は、一般的に7~10年程度だと言われています。
ディスポーザーはさまざまな部品で構成されており、それぞれの部品ごとに寿命が異なります。
パーツごとの交換の目安は、電動機部分が7年です。回転刃や固定刃、制御盤、ジョイント、パッキン、オイルシールなどの電動機部分以外のパーツは、5年を目安に交換する必要があります。
ただし、これらの年数はあくまでも目安です。ディスポーザーの実際の寿命は、使用頻度や使用状況によって変動します。適切な方法で使用し、定期的にメンテナンスを実施すれば、より長く使用できる可能性もあります。
寿命を迎えたディスポーザーに起こりうるリスク
寿命を迎えたディスポーザーは、そのまま使用し続けると快適に使用できず、トラブルにつながる可能性があるため修理はもちろん、新たなものに交換するケースもあります。
寿命を迎えたディスポーザーに起こりうるリスクは次のとおりです。
動作中に異音がする
ディスポーザーが寿命を迎えると、さまざまな変化が現れます。その一つは、動作中の異音です。
次のような異音がある場合は、ディスポーザーの寿命が近づいているサインかもしれません。
- 異物を混入していないのにいつもと音が違う
- いつもより動作音が大きい
- これまでにない音が聞こえる など
上記のような異音が発生したときには、破砕室の回転刃が変形し、異音が発生しているケースがあります。回転刃が変形すると、処理能力が低下し、詰まりの原因になるため、メンテナンスが必要になります。
生ごみを十分に破砕できない
ディスポーザーの寿命が近づくと、処理能力が低下し、生ごみを十分に破砕できなくなります。次のような状態が確認できる場合は、ディスポーザーの寿命が近づいているサインです。
- 回転刃の切れ味が落ちている
- 電動機がパワーダウンしている
- 規定時間作動しても十分に生ごみを破砕できていない など
ディスポーザーは、生ごみを細かく破砕して排水する仕組みです。生ごみを十分に破砕できないとディスポーザーから処理槽まで上手く流せず、排水管が詰まる原因になります。
処理能力が低下する主な原因は、回転刃の変形やモーターの劣化です。
また、ディスポーザーには投入できるものとできないものがあります。異物や固いものを破砕室に投入した場合、処理しきれず、同様の症状が現れることがあります。
本体や排水管周辺から水漏れが生じる
ディスポーザーの寿命が近づくと、本体や排水管周辺から水漏れが生じることがあります。原因の一つとして考えられるのが、パッキンの劣化です。
ディスポーザーを設置する際は、本体と排水口の接続部分や、本体と排水管の接続部分にパッキンが使用されます。ディスポーザーを使用し続けると、動作時の振動や劣化などにより、接続部分に小さな隙間が生じることがあります。
また、ディスポーザーの使用による水漏れは、パッキンの劣化だけではありません。
排水管自体が劣化すると、水漏れが発生します。水漏れしているにも関わらず、そのまま使用し続けた場合、キッチンや建物にダメージを与えかねません。特に集合住宅では、階下に水漏れが発生する恐れもあるため注意が必要です。
動かなくなる
動作時に異音が発生しているにも関わらず、そのままディスポーザーを使用し続けると、最終的にスイッチを入れても動かなくなるリスクが高まります。
ディスポーザーが動かなくなった場合、生ごみを処理できなくなるだけでなく、修理が必要になります。ただし、寿命を迎えたディスポーザーは、修理して改善できるとは限らないのが現状です。
専門業者に見てもらい、修理が難しい場合は新たなものへ交換しましょう。
ディスポーザーの修理・交換にかかる費用
ディスポーザーが寿命を迎え、修理または交換する際には、費用がかかります。修理や交換費用には、次の費用が含まれています。
- 技術料
- 部品代
- 出張料金
- 本体費用(※本体交換する場合)
修理が難しく、ディスポーザー自体を交換する場合は、8万円~18万円程度の本体費用が必要です。修理の程度によっては、数万円で済むこともあります。たとえば回転刃の噛み込みを修理する場合、費用は1万円〜2万円程度です。
なお、交換費用の詳細や交換するディスポーザーの選び方などは、以下の記事で紹介しています。
ディスポーザーの交換はいくらかかる?相場や選び方など注意点も紹介
ディスポーザーを交換する流れ
ディスポーザーの交換をする際は、その流れを把握しておくことで、スムーズに交換が進められます。ここからはディスポーザーを交換する基本的な流れを解説します。
1.メーカーや管理会社に相談する
異音や不具合が生じても、ディスポーザーの寿命を迎えたかどうかは素人で判断が難しいのが現状です。軽微な修理で済む可能性もあるため、まずはメーカーや管理会社に問い合わせてみましょう。
問い合わせ先は、ディスポーザーの設置状況によって異なります。
賃貸や分譲マンションで標準装備されている場合は、まず管理会社に問い合わせて確認する必要があるでしょう。自身で後付けした場合は、メーカーに直接問い合わせましょう。
メーカーでは、実際の機器の様子から、ディスポーザーが本当に寿命を迎えているか、交換の必要性はあるかといった判断をしてくれます。
2.新しいディスポーザーを選ぶ
メーカーに問い合わせ、寿命を迎えていると判断された場合、新たなものへの交換が必要です。近年はニーズの高まりを受け、優れた性能や機能を併せ持つ製品が数多く登場しています。
機能性を重視する場合は、次のポイントをチェックして選ぶとよいでしょう。
機能 | 内容 |
投入方法 |
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破砕方法 |
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給水方法 |
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なお、すでに事業から撤退したメーカーもあるため、既存のディスポーザーと同じメーカーのものを選べるとは限りません。
また、交換後のディスポーザーをより長く使用するには、定期的なメンテナンスも必要です。そのため、サポート体制が充実しているメーカーを選ぶことも大切です。
3.交換工事をおこなう
新たなディスポーザーを選んだあとは、交換工事を実施します。交換工事にかかる時間は、工事内容によって変動します。給水方法の変更がない場合は、1~2時間程度が目安です。
一方で給水方法を変更する場合は作業量が増えるため、工事に時間がかかる傾向があります。交換工事当日は、担当者の作業スペースを確保するため、シンクの下は空けておくようにしましょう。
ディスポーザーの交換工事には、専門的な知識と技術が必要です。ディスポーザーは長期的に使用するものなので、トラブルを防ぐためにも工事は必ず業者に依頼しましょう。
ディスポーザーの寿命を延ばすポイント
ディスポーザーの寿命は、使用頻度や使用状況によって変動します。より長く使用するためには、寿命を延ばすポイントを押さえておく必要があります。ディスポーザーの寿命を延ばすポイントは、次のとおりです。
- 投入してよいもの・ダメなものを把握しておく
- ディスポーザーを定期的に掃除する
- メーカーに定期点検を依頼する
それでは、各ポイントを詳しく見ていきましょう。
投入してよいもの・ダメなものを把握しておく
破砕室には、投入してよいものとダメなものがあります。ダメなものを投入すると、ディスポーザーの寿命を縮めてしまう可能性があります。
ディスポーザーをより長く使用するためには、投入してよいものとダメなものを把握しておくことが大切です。
よいもの | ダメなもの | 注意が必要なもの |
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ディスポーザーは、多くの生ごみを処理することが可能です。ただし、トウモロコシの皮をはじめとする繊維の固いものは、本体を破損したり、破砕できずに内部に残ったりするため、投入しないようにしましょう。
また、大きな生ごみや卵の殻なども処理されにくく、破砕室内や排水配管内に残ることがあるため、なるべく細かくして少しずつ投入するなどの注意が必要です。
ディスポーザーに流してはいけないものについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介
ディスポーザーを定期的に掃除する
ディスポーザーをより長く快適に使用するためには、定期的な掃除が欠かせません。毎日使用する場合は、週に2~3回程度を目安にディスポーザーを掃除しましょう。
ディスポーザーには、基本的に専用クリーナーまたは中性洗剤しか使用できません。破砕室に処理しきれなかった汚れが残ると、詰まりの原因になります。ブラシに中性洗剤をつけ、残った汚れを落としましょう。
この他、破砕室に氷を5~6個投入し、運転させて汚れを取り除く方法もあります。ディスポーザー内部の洗浄や排水管の詰まりを解消するために、掃除の仕上げとして溜めた水を一気に流しましょう。
ディスポーザーの掃除方法や役立つアイテムについては、以下の記事でも紹介しています。
ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?
メーカーに定期点検を依頼する
ディスポーザーの寿命を延ばすためのポイントの一つは、定期的なメンテナンスです。適切に使用し、こまめに掃除していても、内部で問題が起きていることがあります。これらの問題を放置すると故障につながる恐れがあるため、早期発見と速やかな対処が重要です。
ディスポーザーの問題を早期に発見するためには、メーカーに定期点検を依頼することが効果的です。
設置から2年以上経過している場合は、メーカーに定期点検を依頼しましょう。ただし、定期点検は有料であることが多いため、事前にメーカーに問い合わせて費用を確認しておくと安心です。
寿命を迎えたディスポーザーの交換はテラル製がおすすめ
ディスポーザーが寿命を迎えたら、修理または交換が必要です。しかし、不具合の状況によっては修理が難しく、交換せざるを得ないこともあります。より長く快適に使用するためには、性能の優れた製品に交換しましょう。
テラルは、家庭用ディスポーザーを取り扱っています。※業界ナンバーワンのシェアを誇るテラルの機器は、安心してご利用いただけるでしょう。
当社のディスポーザーはハンマーミル方式を採用しているため、破砕力が高く、生ごみをより効率的に処理することが可能です。
給水方式は、手動給水・自動給水・全自動給水の3種類を取り揃えております。365日24時間体制の専用コールセンターも設置しているので、万が一のときでも安心です。
※参照元:特定非営利活動法人ディスポーザ生ごみ処理システム協会
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |

ディスポーザーの寿命を迎えたら交換を検討しよう
ディスポーザーの寿命は、一般的に7~10年です。ただし、これはあくまでも目安に過ぎません。実際の寿命は、使用頻度や使用状況によって変動します。
寿命の主なサインは、動作中の異音や破砕能力の低下、水漏れです。これらの症状を放置すると、完全に使用できなくなるおそれがあります。ディスポーザーの寿命が近づいたら、メーカーや管理会社に問い合わせて修理または交換の判断を仰ぎましょう。
修理が難しい場合は、新たなものへの交換が必要です。ディスポーザーを交換するなら、ぜひテラル製をご検討ください。テラルは※業界ナンバーワンのシェアを誇っており、多くの家庭に選ばれています。