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ディスポーザーにコーヒーかすは流せる?投入する際のポイントを解説

ディスポーザーには、流す際に注意が必要な生ごみがあります。使用する際は、それらを把握しておくことが大切です。キッチンにディスポーザーを設置したものの、コーヒーかすを流せるか気になる方もいるのではないでしょうか。

本記事では、コーヒーかすをディスポーザーに流す際のポイントやディスポーザー以外で処理する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ディスポーザーにコーヒーかすは流せる?

結論から述べると、コーヒーかすはディスポーザーに流しても問題ありません。ディスポーザーは、家庭で出る多くの生ごみを処理できる機器です。コーヒーかすも、ディスポーザーで処理できます。

ただし、ディスポーザーへの投入方法に注意しなければなりません。コーヒーかすは粒子が細かく、ディスポーザーの破砕刃にかかりやすいため、内部に残りやすい傾向があります。

コーヒーかすがディスポーザーの内部に残ったまま放置すると、噛み込みや排水管の詰まりといったトラブルにつながりかねません。ディスポーザーでコーヒーかすを処理する際には、単体で流さないようにしましょう。

コーヒーかすを単体で流さないほうがよい理由

コーヒーかすはディスポーザーに投入可能です。しかし、コーヒーかすを単体で流すと、トラブルにつながるケースがあります。これには、コーヒーかす特有の事情が深く関係しています。

粒子が細かくてディスポーザーで処理しづらいため

コーヒーかすは粒子が細かく、水に溶けにくい性質を持っています。また、他の生ごみに比べて軽く細かいため、ディスポーザー内で浮きやすくなるのです。

水に浮くとディスポーザーの破砕刃にかかりにくく、完全に破砕されず、内部に残りやすい傾向があります。

噛み込みが起こるため

ディスポーザーにコーヒーかすを単体で流すと、内部で噛み込みが起こる可能性があります。その原因は、コーヒーかすの性質とディスポーザーの構造が深く関係しています。

コーヒーかすは粒子が細かいため、ディスポーザーの刃で砕いても完全に処理しきれないケースがあります。また、コーヒーかすには微細な繊維が含まれており、それが破砕刃の回転を妨げるケースも考えられます。

さらに、細かい粒子のコーヒーかすは破砕刃の間に入り込みやすいのも、噛み込みが起こる原因の一つです。

排水管が詰まる可能性があるため

ディスポーザーを使用する際には、排水管が詰まらないように注意が必要です。詰まりが起きると、悪臭や水漏れの原因になります。

特にコーヒーかすの粒子は細かく、ディスポーザーで破砕できても排水管内に溜まりやすいです。また、コーヒーかすには微量の繊維が含まれており、それが排水管内で他の生ごみと絡み合い、大きな塊となることで排水の流れを妨げるケースがあります。

ディスポーザーにコーヒーかすを流す際のポイント

ディスポーザーの寿命は、7~10年程度です。適切に使用しないと、早く寿命を迎える可能性があります。ディスポーザーを長持ちさせるためには、適切な使用を心がけることが大切です。ディスポーザーにコーヒーかすを流す際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。

他の生ごみと混ぜながら少量ずつ投入する

ディスポーザーでコーヒーかすを処理する際には、他の生ごみと混ぜながら少量ずつ投入しましょう。

一度に大量のコーヒーかすを投入すると、ディスポーザーや排水管が詰まる可能性があります。コーヒーかすは単体ではなく、他の生ごみと混ぜて流すと、排水管が詰まりにくくなります。

6〜8Lの溜め水を一気に流す

ディスポーザーでコーヒーかすを処理する際には、溜め水を一気に流すと詰まりを防ぐことが可能です。

ディスポーザーは、水道の水を流しながら使用する機器です。しかし、それだけでは内部の生ごみを流しきれるとは限りません。特にコーヒーかすは粒子が細かい上に軽く、他の生ごみに比べて水に浮きやすい性質があります。

使用中と使用後に十分な量の水を流すことで、コーヒーかすが排水管をスムーズに流れるようになり、堆積や詰まりを防止できます。溜め水の量の目安は、6〜8Lです。桶やバケツを使用し、溜め水を流すよう心がけましょう。

こまめにメンテナンスをする

コーヒーかすの粒子は細かく、水に溶けにくい性質があります。ディスポーザーに単体で流すと、破砕刃や排水管に付着しやすく、トラブルにつながる可能性があります。

ディスポーザーのトラブルを防ぐには、こまめなメンテナンスが重要です。定期的にメンテナンスやクリーニングを実施し、詰まりを防ぐよう心がけましょう。

また、ディスポーザーの詰まりは、コーヒーかす以外でも起こることがあります。詰まりを予防する方法はいくつかあるため、把握しておくと万が一の時に安心です。ディスポーザーの詰まりの予防方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ディスポーザーの詰まりを解消!原因から直し方までわかりやすく解説

【コーヒーかす以外】流せても内部に残りやすいもの

コーヒーかすはディスポーザーに流せるものの、内部に残りやすいため、投入方法に注意が必要です。ここからは、コーヒーかす以外に、ディスポーザーの内部に残りやすいものを解説します。

大きい生ごみ

ディスポーザーに生ごみを流す際は、そのサイズに注意が必要です。サイズが大きい生ごみは、処理できず内部に残るケースがあります。

たとえば次のような生ごみがあげられます。

  • キャベツの葉
  • レタスの葉
  • グレープフルーツの皮
  • スイカの皮
  • メロンの皮 など

上記のような生ごみはディスポーザーで処理しづらく、破砕室内や排水管内に残ることがあります。ディスポーザーで大きい生ごみを処理する際には、3cm角に切ってから投入しましょう。

卵の殻

卵の殻も、ディスポーザーに流せるものの、内部に残りやすい生ごみの一つです。

少量であれば、ディスポーザーにそのまま流しても問題ありません。しかし、一度に多量の卵の殻を流すと、排水管内に堆積して詰まりの原因となります。

卵の殻を流す際には、他の生ごみと混ぜて少量ずつ投入しましょう。投入する量の目安は、1~2個程度です。

ディスポーザーに卵の殻を流す際のポイントは、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ディスポーザーに卵の殻は流せる?流すポイントと処理方法を紹介

柔らかく弾力のある生ごみ

柔らかく弾力のある生ごみも、ディスポーザーの内部に残りやすい傾向があります。たとえば、次のような生ごみがあげられます。

  • 生魚の皮
  • 鶏の皮
  • 軟骨 など

上記のような生ごみは破砕刃との摩擦が少なく、しっかりと破砕される前に表面にくっついてしまうことが多い生ごみです。

また、ディスポーザーの破砕刃は、一定の硬さがある生ごみの処理を想定しているため、柔らかく弾力のある生ごみを効率良く処理できないケースがあります。柔らかく弾力のある生ごみは、他の生ごみと混ぜて少量ずつ投入しましょう。

少量の繊維質の生ごみ

ディスポーザーの破砕刃は生ごみを細かく砕くように設計されています。しかし、繊維質のものは完全に破砕できないことがあります。たとえば、次のような生ごみです。

  • 枝豆の鞘
  • 玉ねぎの皮 など

少量の繊維質の生ごみは、ディスポーザーで処理することが可能です。しかし、破砕できても内部に残りやすい傾向があります。

繊維が破砕刃に絡みつくと、回転を妨げたり刃の寿命を縮めたりする原因になります。そのため、繊維質の生ごみを処理する際は、他の生ごみと混ぜて少しずつ投入するようにしましょう。

ディスポーザー以外でコーヒーかすを処理する方法

コーヒーかすの投入方法によっては、ディスポーザーや排水管に負担をかける可能性があります。何度も単体で流し続けると、詰まりの原因にもなるので注意が必要です。

コーヒーかすによるディスポーザーや排水管の負担を懸念する場合は、別の方法で処理するのも選択肢の一つです。

家庭ごみとして処理する

ディスポーザーに投入しない生ごみは、家庭ごみとして出すことで、ディスポーザーや排水管への負担を軽減できます。ごみの分類方法は自治体によって異なりますが、生ごみは燃えるごみとして出すのが一般的です。

ただし、その分ごみの量が増え、ごみ出しの負担も増える可能性があるため、バランスを考えて処理方法を検討しましょう。

コンポストや家庭用生ごみ処理機を活用する

コーヒーかすは、コンポストや家庭用生ごみ処理機で処理する方法もあります。

コンポストは、生ごみや落ち葉などを微生物の力で分解・発酵させて、栄養豊富なたい肥をつくる機器です。

家庭用生ごみ処理機は、生ごみを乾燥させたり、微生物の働きで分解したりする機器です。たい肥をつくれるものもあります。

これらの方法では、コーヒーかすのほか、ディスポーザーに投入できない生ごみも処理でき、生成されたたい肥は家庭菜園で活用できます。

消臭剤として活用する

コーヒーかすはディスポーザーで処理しない場合、家庭ごみとして出す、コンポストや家庭用生ごみ処理機を活用するといった方法のほかに、消臭剤として活用する方法もあります。

コーヒー豆に含まれるポリフェノールには、悪臭成分を吸着して中和する効果があり、乾燥させて臭いが気になる場所に置けば、消臭効果が期待できます。

テラル製のディスポーザーはサポート体制も充実

ディスポーザーには、コーヒーかす以外にも処理が難しい生ごみや処理できない生ごみがあります。これらの生ごみをうっかり流してしまった場合、詰まりや故障につながる可能性もあります。

ディスポーザーの不具合はいつ起こるかわからず、すぐに業者に対応してもらえるとは限りません。万が一のトラブルに備えるためにも、サポート体制が充実したメーカーのディスポーザーを使用しましょう。

テラルでは自社製品設置後のアフターフォローだけでなく、販売が終了した他社メーカーのアフターサービスを公式に引き継いでいます。コーヒーかすをはじめ、流したものが原因で不具合が起きたときの修理・問い合わせにも対応しているので安心です。

テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838

問い合わせ先

コーヒーかすをディスポーザーに流す際には工夫が必要

ディスポーザーは、コーヒーかすの処理に対応しています。しかし、詰まりや故障のトラブルにつながる可能性があるため、ディスポーザーに投入する際には注意が必要です。コーヒーかすを流す際には、他の生ごみと混ぜて少量ずつ投入するようにしましょう。

万が一のトラブルに備えるためにも、サポート体制が充実したメーカーのディスポーザーがおすすめです。

また、コーヒーかすは、ディスポーザー以外で処理する方法もあります。自宅で家庭菜園を楽しんでいる場合は、手軽にたい肥をつくれるコンポストや家庭用生ごみ処理機を活用するのもよいでしょう。臭いが気になる場所に置けば、消臭効果が期待できます。