ディスポーザーの値段はいくら?設置や維持、交換にかかる費用を解説
ディスポーザーを設置する際は、本体費用や設置工事費用、その他さまざまな費用がかかります。
これからディスポーザーの設置や交換を検討している場合は、どのくらいの費用がかかるかをあらかじめ把握しておくことが大切です。
本記事では、ディスポーザーの設置・交換にかかる費用や設置費用に影響する要素などを解説します。後半ではおすすめのディスポーザーも紹介するので、ぜひ検討してみてください。
ディスポーザーの設置にかかる費用
ディスポーザーの設置には、本体費用や設置工事費用などがかかります。
本体費用
ディスポーザーを設置する際にかかる本体費用は、6万円~10万円程度が目安です。本体費用は、メーカーや機能によって変動します。
また、ディスポーザーの給水方式には、手動型、分岐自動給水型、全自動給水型の3種類があります。手動型は水道の水を自分で出すタイプですが、全自動給水型や分岐自動給水型は、ディスポーザー本体以外に給水装置の費用も必要です。
設置工事費用
ディスポーザーを設置するには、シンクと排水管の接続工事や電源工事が必要です。
ディスポーザーはシンク下に取り付け、既存の排水管に接続します。この際、排水管の切断や接続、曲げ加工が行われます。また、ディスポーザーは電気を使うため、近くに電源がない場合はコンセントの設置も必要です。
ディスポーザーの設置には専門的な知識と技術が必要なため、通常はメーカーや専門業者に依頼します。設置工事の費用は、依頼先によって異なりますが、おおよそ3万円から8万円程度です。
その他の費用
ディスポーザーは、生ごみを破砕して排水管に流しますが、下水システムに悪影響を与えないように専用処理槽で処理する必要があります。そのため、新築の場合は、処理槽の設置費用もかかります。
また、ディスポーザーをシンク下に設置するため、シンク下に十分なスペースがない場合など環境によっては改修工事が必要です。さらに、業者によっては出張費がかかることもあります。
ディスポーザーの設置費用は条件によって変わるため、まずはメーカーや業者に相談することをおすすめします。
ディスポーザーの設置費用に影響する要素
近年は物価高騰が家計に悪影響を与えているため、ディスポーザーの設置にかかる費用に不安がある方も多いでしょう。本体や処理方式の選び方次第では、ディスポーザーの設置費用を抑えることが可能です。
機能・性能
ディスポーザーの本体費用は、機能や性能によって変動します。
値段に影響する要素の一つは、破砕方式です。ディスポーザーの破砕方式には、ハンマーミル方式・チェーンミル方式・ブレードミル方式の3種類があります。このうちハンマーミル方式は破砕力が高く、他の方式に比べて値段が高い傾向にあります。
また、近年のディスポーザーは機能性が向上しており、さまざまな機能を持つ製品が数多く登場しています。たとえば、静音性や耐久性に優れたもの、自動洗浄機能を搭載したもの、生ごみの量を自動で感知するものなどです。同じメーカーでも、機能性に優れた機種は値段が高くなる傾向にあります。
処理方式の種類
ディスポーザーの設置費用は、処理方式によっても異なります。ディスポーザーには、機械処理方式と生物処理方式の2種類があります。
機械処理方式は、生ごみを破砕後に乾燥または発酵させ、少量の固形物として排出します。設置費用は約34万円(維持管理費1年込み)です。
生物処理方式は、生ごみを専用の処理槽にある微生物で分解し、処理水を下水道に流します。設置費用は31万円から250万円程度(維持管理費1年込み)で、処理槽を埋設するスペースが必要なため、新築時に導入を検討するのが一般的です。
詳細はメーカーや業者に相談することをおすすめします。
キッチンの環境
ディスポーザーは、キッチンのシンク下に設置する機器です。シンク下に十分なスペースがなければ、設置が難しくなります。
シンク下に十分なスペースを確保できても、排水管や配線などが邪魔になっているときには、それらの移動や新たな経路づくりが必要です。コンセントの位置がディスポーザーの設置位置から離れていれば、電源を新設しなければなりません。
また、シンク下の収納が引き出しタイプの場合、ディスポーザーを設置できないため、扉タイプに変更しなければなりません。上記のようなキッチン環境では、改修工事が必要になるため、費用が高くなります。
ディスポーザーの維持にかかる費用
ディスポーザーを使用するために必要なのは、設置費用だけではありません。設置後は、さまざまな維持費用がかかります。ディスポーザーをより長く快適に使用するためにも、どのような維持費用がかかるかを把握しておくことが大切です。
電気代・水道代
ディスポーザーは、電気を使用して生ごみを処理する機器です。生ごみはモーターを作動して破砕するため、その際に電力を消費します。
また、破砕した生ごみを排水溝に流すには、水を使用しなければなりません。このときにもモーターを使用し、電力を消費するため、電気代がかかります。
また、水道水を使用するため、水道代も必要です。
製品や使用頻度によって異なりますが、電気代・水道代は月数百円程度増加します。なお、ディスポーザーの電気代については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
メンテナンス費用
ディスポーザーを適切な状態で維持するためには、メンテナンスが不可欠です。多くのメーカーは定期点検に対応していますが、有料で契約を結ばなければなりません。
かかる費用は、出張費と作業費をあわせて2万円程度が目安ですが、状況によって異なるため、問い合わせて確認しましょう。
ディスポーザーの交換にかかる費用
一般的に、ディスポーザーの寿命は7~10年程度だと言われています。寿命は使用状況によって変動しますが、設置後はいずれ交換が必要になります。
交換する場合の費用は、本体と工事費を含めて1台あたり8万円~18万円程度が目安です。その内訳は本体が6万円~10万円程度、工事費が2万円~8万円程度です。
本体の費用は、機能性が優れているほど高くなる傾向にあります。
なお、ディスポーザーの交換にかかる費用の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。ディスポーザーを長く安全に使うためのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ディスポーザーの交換はいくらかかる?相場や選び方など注意点も紹介
ディスポーザー選びのポイント
近年は、さまざまなタイプのディスポーザーが登場しています。製品によって特徴が異なるため、自分に合うものを選ぶことが大切です。ここからは、ディスポーザーを選ぶ際のポイントを解説します。
機能性
ディスポーザーのなかには、生ごみを処理する他にさまざまな機能が搭載されているものがあります。たとえば、以下のような機能です。
- 自動洗浄機能
- 生ごみ量の自動感知
- オートオフタイマー
- アラーム機能
- 漏電防止機能 など
たとえば自動洗浄機能が搭載された製品であれば、お手入れの手間を省けます。漏電防止機能がある製品であれば、漏電リスクの防止につながるでしょう。
テラル製のディスポーザーには、破砕室内に大量の水を溜め、一気に排水するジェットフラッシュ機能を搭載したモデルもあります。
メーカー保証の期間
ディスポーザーは精密機器であるため、不具合が起こるケースもあります。多くのメーカーは一定の保証期間を設けており、ディスポーザーを選ぶ際にはその保証期間を確認することが大切です。保証が長いメーカーは自社製品の品質に自信を持っているとも言えるでしょう。
安心して長期間使用するためには、保証期間が長い製品を選ぶとよいでしょう。例えば、テラル製のディスポーザーは、引き渡し日から2年間の保証期間があります。
アフターサービスの内容
設置後、ディスポーザーを長く快適に使用するためには、アフターサービスの内容を確認することも重要です。
アフターサービスの内容はメーカーによって異なります。代表的なアフターサービスは、以下のとおりです。
- 出張修理サービス
- 部品の無償交換
- 電話・メールによる相談対応 など
アフターサービスが充実しているメーカーの製品であれば、設置後も快適に使用できるでしょう。
テラルでは、ディスポーザー専用のコールセンター(年中無休24時間対応)を設置しており、いつでも問い合わせることが可能です。定期点検(※有料)にも対応しているので、設置後も安心して使用できます。
ディスポーザーの設置・交換はテラル製がおすすめ
ディスポーザーを設置・交換する際には、自身のニーズに合う製品を選ぶことが重要です。メーカー保証やアフターサービスだけでなく、製品の特徴にも目を向ける必要もあります。
【高機能タイプ】
機能性を重視するなら、テラル製のDSP-250HDを検討しましょう。
DSP-250HDは、業界初のジェットフラッシュ方式を採用したモデルです。ジェットフラッシュ方式とは、破砕室に十分な水を溜めて一気に排水する新機能です。
使用後に自動で内部を洗浄してくれるため、お手入れの手間を省けます。
【普及タイプ】
ディスポーザーの本体価格を抑えたい場合は、テラル製のDSP-75Tを検討しましょう。
DSP-75Tは、DSP-250HDよりも価格を抑えたモデルです。モーターと破砕室が従来に比べて25%コンパクトになっているため、スペースに不安がある場合でも設置できる可能性があります。
また、省エネ性能も向上しており、水道代や電気代の節約にもつながるでしょう。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
自分のニーズに合うディスポーザーを選ぼう
ディスポーザーを設置する際には、本体費用・工事費・その他の費用などのさまざまな設置費用がかかります。設置費用は本体の機能・性能、処理方式の種類、キッチン環境などによって変動します。
設置後は、ディスポーザーを快適に使用するために維持費が必要です。ディスポーザーを設置する際には初期費用だけでなく、維持費を含めた総額がどのくらいかかるかを把握しておくことが大切です。
近年は、さまざまな機能を持ち合わせた製品が数多く登場しています。ディスポーザーの選び方によっては、予算を大幅にオーバーする可能性もあります。事前にしっかりと予算を立て、自分のニーズに合う製品を選ぶようにしましょう。