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ディスポーザーは環境に優しい?優しいと言われる理由やデメリット

ディスポーザーは、1927年にアメリカの建築家・発明家ジョン・ハムス氏によって発明された生ごみ処理機です。

アメリカでは古くから一般家庭で広く使用されていますが、日本ではまだ十分に普及していません。しかし、最近では国内でもディスポーザーへの関心が高まっています。その理由の一つは、ディスポーザーが環境に優しいとされているからです。

環境意識が高まるなかで、ディスポーザーがなぜ環境に優しいのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。本記事では、ディスポーザーが環境に優しいとされる理由や、環境に貢献するための使い方について解説します。


ディスポーザーとは

ディスポーザーは、キッチンに取り付ける生ごみ処理機で、生ごみを細かく破砕して水と一緒に排水管に流す仕組みです。

アメリカでは、洗濯機や冷蔵庫と同様に一般家庭に普及していますが、日本ではまだ十分には普及していません。しかし、近年ではそのニーズが高まっています。

ディスポーザーには、生物処理方式、機械処理方式、単体方式の3つの処理方法がありますが、日本で設置できるのは生物処理方式と機械処理方式です。

単体ディスポーザーは排水処理機能を持っておらず、生ごみを適切に処理せずに下水道に流すため、環境への負荷が大きく、ほとんどの自治体では使用が認められていません。

ディスポーザーの仕組みについては以下の記事でも詳しく解説しています。

ディスポーザーの仕組み│破砕方式や処理方法別の仕組みを解説


ディスポーザーが環境に優しいと言われる理由

ディスポーザーが環境に優しいと言われる主な理由を詳しく見ていきましょう。

二酸化炭素の排出量を削減できる

地球温暖化や気候変動などを引き起こすリスクがあるため、二酸化炭素の排出量が深刻な問題となっています。地球環境を守るには、二酸化炭素の排出量を削減しなければなりません。

しかし、生ごみは二酸化炭素排出の原因の一つです。

多くの生ごみは燃えるごみに分類され、通常はごみ処理施設で燃焼処理されます。生ごみは水分を多く含んでいるため、焼却する際には高温が必要です。その結果、かなりの量の二酸化炭素が排出されます。

また、ごみ収集車の運行によっても二酸化炭素が増えます。

家庭にディスポーザーを設置し、ごみの量が減れば、二酸化炭素の排出量の削減につながります。

焼却温度の低下を防げる

ディスポーザーが環境に優しいとされる理由の一つは、ごみ処理施設における焼却温度の低下を防げることです。

大量の水分を含む生ごみが焼却ごみに混ざると、焼却炉の火力が低下します。焼却炉では、最低でも850度以上、理想的には1,200度以上の温度が必要です。この温度が低いと、有害なダイオキシンが発生する可能性があります。

ディスポーザーを使うと、燃えるごみに含まれる水分量が減り、燃焼温度の低下を防ぐ効果が期待できます。


ディスポーザーが環境にもたらすデメリット

ディスポーザーを使用しても大きな環境負荷は認められません。ただし、ディスポーザーは電気と水を使うため、限られた資源に対して影響を与える可能性も考慮する必要があります。

使用時に電力を消費する

ディスポーザーはモーターを動かすため、電力を消費します。電力の多くは、天然ガスや石炭などの化石燃料を燃焼して発電され、その際に二酸化炭素を含む温室効果ガスが排出されます。

また、化石燃料には限りがあり、現在のペースで消費し続けると、いつか枯渇することが懸念されています。

ディスポーザーには環境に優しい側面がある一方で、電力の使用で二酸化炭素の排出量が増え、地球温暖化につながる可能性があるのが現状です。

なお、ディスポーザー使用時の電気代の目安については、以下の記事でご確認ください。

ディスポーザーの電気代はいくら?電気代を左右する要因も解説

水の消費量が増加する

発電に使われる化石燃料と同じように、水も有限な資源の一つです。

ディスポーザーを使う際には、毎分約8リットルの水が必要です。生ごみを破砕するためには、水と混ぜてスムーズに排水管に流れるようにし、さらに追加の水が必要になります。破砕後には、残った生ごみや汚れを落とすために、6〜8リットルの水を流さなければなりません。

水は再生可能な資源ですが、その量には限界があります。私たちの限られた資源を守るためには、無駄遣いを避けて有効に活用することが求められています。


環境に貢献するディスポーザーの使い方

ディスポーザーは、環境に優しいキッチンアイテムとして注目されています。しかし、環境への影響はまったくないとは言い切れません。環境への影響を最小限に抑えるためには、使い方の工夫が必要です。

適切な水量を意識する

ディスポーザーの使用によって環境に負荷を与えないためには、節水を意識することが大切です。

たとえば、食器を洗いながらディスポーザーを使用すると、食器洗いで出た汚水やすすぎ水がそのままディスポーザーの処理にも利用されるので、水の使用量が減ります。

また、水の使いすぎを防ぐために、自動的に水量を調整できる自動給水タイプのディスポーザーを選ぶのも一つの方法です。

ただし、節水を意識しすぎて、水量が少なくなり過ぎないように注意しましょう。ディスポーザーの使用には、適切な水量が必要です。水量が少な過ぎると、内部で生ごみが詰まる原因になります。

処理できる生ごみを選別する

ディスポーザーを使う際には、処理できる生ごみを正しく理解することが大切です。ディスポーザーには処理可能な生ごみと、処理できない生ごみがあります。処理できない生ごみを流してしまうと、ディスポーザーや排水管が詰まる原因になりかねません。

さらに、処理できない生ごみが下水に流れ込むと、下水処理場に負荷をかける可能性もあります。

環境に配慮してディスポーザーを使用するためには、処理できない生ごみを流さない工夫が必要です。ディスポーザーで処理できない生ごみについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介

省エネモデルを選ぶ

メーカーのなかには、省エネタイプのディスポーザーを取り扱っているところもあります。エネルギー効率の高いディスポーザーを選ぶことで、電力消費を抑え、環境への負荷を軽減可能です。

また、家電製品全般に言えることですが、古いモデルは電力消費が多くなる傾向があります。現在使っているディスポーザーが古い場合は、新しいモデルに買い替えることで、省エネ効果が期待できるでしょう。


ディスポーザーを設置するならテラル製がおすすめ

環境への負荷が少ないディスポーザーなら、テラル製がおすすめです。テラルでは、電気や水道の使用量を抑えられる省エネモデルのディスポーザーを取り扱っています。

【高機能タイプ】DSP-250HD

ディスポーザーをより便利に使用したい場合は、さまざまな機能が搭載されたモデルがおすすめです。テラルのDSP-250HDは、普及タイプのDSP-75Tに比べて機能が充実したタイプです。自動制御プログラム運転で生ごみの量などに合わせて最適な運転を行うので、無駄な水を消費しません。

特に注目すべきは、ディスポーザー業界初のジェットフラッシュ機能を搭載している点です。この機能は、一時的に破砕室に水を溜めてから一気に排水する仕組みで、内部を常に清潔に保つことができます。

【普及タイプ】DSP-75T

テラルでは、省エネ効果の高いディスポーザーも取り扱っています。DSP-75Tはスタンダードタイプながら、優れた省エネ性能を誇るモデルです。従来品に比べて、生ごみの処理スピードが向上しており、その結果、電気や水道の使用量を抑えられます。

また、従来品に比べてサイズがコンパクトになっているため、シンク下の収納スペースを有効活用できます。

テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838
問い合わせ先


ディスポーザーは工夫次第で環境に優しい使い方ができる

ディスポーザーは、環境に優しいキッチンアイテムとして注目されており、設置する家庭も増えています。環境に優しいと言われる理由は、二酸化炭素の排出量を削減し、焼却温度の低下を防げるためです。

ディスポーザーの使用は環境に大きな負荷をかけないものの、電気と水を消費するため、少なからず影響が出る可能性もあります。しかし、環境への悪影響は、使い方の工夫次第で軽減できます。

ディスポーザーの使用によって環境に貢献したい場合は、節水を意識し、処理できる生ごみを正しく把握しておくことが大切です。また、省エネモデルを選べば電気や水の使用量を抑え、ランニングコストの削減にもつながります。