ディスポーザーがスプーンを噛み込んだ!対処法と予防策を解説
ディスポーザーを使用する際は、投入できるものとできないものをしっかり確認しておくことが大切です。誤って異物を投入してしまうと、大きなトラブルにつながる可能性があります。
特に注意が必要なのが、スプーンなどの金属類です。うっかりスプーンをディスポーザーに入れてしまい、噛み込みが発生して困った経験をお持ちの方がいるかもしれません。このような場合、正しい対処法を知っていれば問題を解決できる可能性があります。
本記事では、ディスポーザーに誤ってスプーンを入れてしまった際の対処手順をわかりやすく解説します。
ディスポーザーにスプーンの投入はNG!
ディスポーザーは家庭で出る生ごみを処理する機器ですが、すべての生ごみを処理できるわけではなく、基本的に処理可能な生ごみのみを投入する必要があります。特にスプーンやフォークといった金属類は、生ごみではないため絶対に入れてはいけません。
金属は非常に硬いため、ディスポーザーの回転刃では破砕できません。もし回転刃が金属に触れると、刃が傷ついて切れ味が悪くなることがあります。さらに、金属が回転刃に絡まるとモーターに大きな負荷がかかり、故障するリスクも高まります。
スプーンの形状は特に噛み込みやすいため、ディスポーザーにスプーンを投入するのは絶対に避けましょう。
ディスポーザーがスプーンを噛み込んだときの影響
誤って投入したスプーンが原因で噛み込みが起きると、回転刃やモーターに深刻なダメージを与える可能性があります。これにより、ディスポーザーの処理能力が低下し、修理や交換が必要になることもあります。
噛み込みが起こる
噛み込みとは、ディスポーザー内部の回転刃に生ごみ以外の異物が挟まり、刃が動かなくなった状態のことです。
ディスポーザーは金属製の回転刃で生ごみを細かく砕く仕組みですが、スプーンのような硬いものが接触すると破砕できず、刃に挟まってしまうことがあります。
また、スプーンのような硬い異物だけでなく、大きな生ごみや繊維質の多い生ごみを投入した場合も、噛み込みが起きるケースがあります。
ディスポーザーが故障する
特にスプーンのような硬い素材が回転刃に当たると、刃が傷ついたり切れ味が落ちたりすることがあり、生ごみさえも十分に処理できなくなる恐れがあります。
また、スプーンが刃に挟まるとモーターに過度な負荷がかかり、故障の原因にもなりかねません。
ディスポーザーが故障すると、修理や交換が必要となり、予想外の費用がかかる可能性があります。
ディスポーザーの故障原因や対策については、以下の記事でも解説しています。
ディスポーザーの故障原因と対策とは?修理する際のポイントまで解説
ディスポーザーがスプーンを噛み込んだときの対処手順
スプーンを投入してしまった場合、噛み込みを解除することでこれまでどおり使用できる可能性があります。ここからは噛み込みを解除する基本的な手順を紹介します。
STEP1:電源プラグをコンセントから抜く
まずはディスポーザーの電源プラグをコンセントから抜きましょう。これは感電や誤作動を防ぎ、安全を確保するためです。また、電源コードが破損すると、火災や感電の原因になります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずにプラグを持って抜くようにしましょう。感電を防ぐためにも、電源プラグはぬれた手で抜かないように注意が必要です。
コンセントの位置に手が届かず、電源プラグを抜くのが難しいときは、分電盤のディスポーザー用分岐ブレーカーのつまみを下げて「OFF」にしましょう。
STEP2:破砕室に残った生ごみを取り出す
ディスポーザーの電源コードをコンセントから抜いたあとは、投入口から蓋スイッチを外し、破砕室内の生ごみを取り出しましょう。破砕室にある生ごみは、可能な限り取り出すことがポイントです。
回転刃はカッターのように鋭利ではありませんが、金属のパーツや混入した異物の破片でけがをするおそれがあります。生ごみを取り出す際には、厚手の手袋を準備しましょう。
STEP3:専用工具で噛み込みを解除する
多くのメーカーでは、ディスポーザーに噛み込み解除専用工具を付属しています。専用工具を破砕室に差し込み、ハンドルの凹凸を回転刃の中心ナットにしっかりと合わせましょう。
次にハンドル先端の突起を回転刃のハンマーに引っかけ、左右のいずれかに回してください。回転刃がスムーズに回れば、噛み込みは解除できています。解除できたら、破砕室内のスプーンを取り出しましょう。
なお、噛み込み解除工具や使い方については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
噛み込みが解除できないときにはメーカーや業者に依頼する
軽い噛み込みであれば前述の手順で解除できますが、状態によっては解除できない場合もあります。このようなときは、自分で無理に対処せず、メーカーや専門業者に相談するのがおすすめです。専門家であれば、ディスポーザーの状況を正確に把握し、適切に対応してくれます。
場合によっては、ディスポーザーの交換が必要になるケースがあります。交換には費用がかかるため、詳しい相場については、以下の記事を参考にしてください。
ディスポーザーの交換はいくらかかる?相場や選び方など注意点も紹介
ディスポーザーにスプーンを投入しないための予防策
誤ってディスポーザーにスプーンを投入すると、最悪の場合、本体の交換が必要になります。こうしたトラブルを避けるための方法を紹介します。
投入前に異物が含まれていないか確認する
ディスポーザーを使用する際は、異物が混ざっていないかを確認することが重要です。
また、ディスポーザーには投入できない生ごみもあります。例えば、カボチャの種やタケノコの皮などは詰まりや故障の原因になることがあり、注意が必要です。
投入できる生ごみとできない生ごみをしっかりと把握することで、噛み込みなどのトラブルを未然に防げます。
以下の記事では、ディスポーザーに投入してはいけないものについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ディスポーザーへの投入がダメなものはある?注意が必要なものを紹介
蓋スイッチは開けたままにしない
ディスポーザーにスプーンなどの異物が入らないようにするためには、蓋スイッチを開けたままにしないことが大切です。
蓋スイッチには、以下のような役割があります。
- 運転スイッチ
- 生ごみの飛散や異物混入の防止
- 作動音の軽減
蓋スイッチを開けたままにしておくと、スプーンなどが落ちてしまうリスクがあります。異物が混入しないよう、ディスポーザーの蓋スイッチは常に閉めておくように心がけましょう。
ディスポーザーを交換するならテラル製がおすすめ
スプーンなどの異物を投入し、噛み込みを解除できない場合、ディスポーザーの交換が必要になります。ディスポーザーを交換する際には、高品質かつアフターサービスが充実したテラル製がおすすめです。
【高機能タイプ】DSP-250HD
テラル製のDSP-250HDには、ジェットフラッシュ機能が搭載されています。ジェットフラッシュ機能とは、ディスポーザー内部に一時的に水を溜め、一気に流すことで破砕室内をきれいな状態に維持できる機能です。
破砕終了後に自動で作動するため、自分でお手入れする手間を省けます。
【普及タイプ】DSP-75T
本体価格を抑えたい場合は、普及タイプのDSP-75Tがおすすめです。DSP-75Tはスタンダードなタイプでありながら、従来品よりも生ごみの処理スピードが早くなっています。
ディスポーザーを運転する際には、電気と水道が必要です。使用頻度が多い場合、電気代や水道代が気になる方も多いでしょう。DSP-75Tは処理スピードが向上したことで、電気や水道の使用量を減らせます。
また、テラルでは、ディスポーザーの購入者専用のコールセンターを常設しています。24時間年中無休で対応しておりますので、困ったときはいつでもご連絡いただけます。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
ディスポーザーにスプーンを投入しないようにしよう
ディスポーザーには、基本的に処理可能な生ごみ以外は投入できません。特にスプーンのような硬いものは、投入することでディスポーザーのパーツや本体にダメージを与える可能性があります。
誤ってスプーンを投入すると、噛み込みと呼ばれる状態が起きてしまいます。噛み込みが起きたときには、適切な手順で速やかに解除しましょう。自分でうまく解除できない場合は、メーカーや業者に連絡します。
また、異物の投入はディスポーザーの寿命を縮めてしまうおそれもあるため、普段から異物を投入しないように気をつけることが大切です。異物の混入を防ぎ、ディスポーザーを長く快適に使えるよう心がけましょう。