ディスポーザーは氷で簡単にお手入れできる!具体的な方法を解説
ディスポーザーを長く快適に使用するには、日々のお手入れが欠かせません。効果的なお手入れの一つに、氷を使用する方法があります。氷を投入することで、ディスポーザーの内部を清潔に保てます。
ただし、誤った方法でお手入れすると故障の原因になるため、注意が必要です。氷を使う際は、正しい手順を守らなければなりません。
氷を使用したお手入れ方法を試したいものの、どのような手順で実施するのか知りたい方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、氷を使用してディスポーザーをお手入れするメリットや手順を紹介します。
ディスポーザーは氷を使うと掃除できる
氷を使うと、手軽にディスポーザーの内部をきれいにできます。氷を使用したお手入れの手順を詳しく見ていきましょう。
1.破砕室内を空にする
まずは、ディスポーザーの破砕室を空にします。未処理の生ごみが残っている場合は、ディスポーザーを運転して処理しましょう。
氷を使った洗浄では、回転刃や破砕室の側面に付着した汚れを削り取る効果が期待されます。しかし、生ごみが残っていると、氷が直接回転刃や側面に接触しにくくなり、洗浄効果が十分に発揮されません。
また、氷と生ごみと混ざり合うことで、排水管の詰まりを引き起こすリスクも考えられます。
2.破砕室に氷を投入する
破砕室を空にしたら、ディスポーザーに氷を5〜6個程度投入しましょう。
氷を多く入れすぎると、破砕に時間がかかり、モーターに負荷がかかるおそれがあります。また、大量の氷が排水管に流れ込むと、詰まりの原因になる可能性もあります。特に排水管が細い場合、大量の氷で詰まりやすくなるので注意が必要です。
一方で、氷が少なすぎると汚れを十分に落とせず、効果的な洗浄ができません。お手入れをする際は、適量の氷を使うことが重要です。
3.水を流しながら運転する
氷を投入したら、水を流しながらディスポーザーを作動させましょう。ディスポーザーが氷を細かく砕くことで、シャーベット状になった氷が破砕室内の汚れを洗い流してくれます。
「氷は硬いので、ディスポーザーや排水管に負荷をかけないか心配」と思う方もいるかもしれませんが、その心配は不要です。
氷は硬いものの、ディスポーザーの回転刃や内部を損傷するほどではないため、適切に使用する限り問題ありません。また、氷はディスポーザーでシャーベット状に破砕され、溶けるため、排水管を傷つけることもありません。
ディスポーザーを氷で掃除するメリット
氷を使用してディスポーザーを掃除する方法には、いくつかのメリットがあります。
臭いの発生を軽減できる
ディスポーザーを使えば、生ごみを素早く処理できるため、臭いの発生を抑える効果が期待できます。
しかし、ディスポーザーを使用しても、流しきれなかった生ごみが内部に残っていると、悪臭が発生することがあります。このような臭いを防ぐには、氷を使った洗浄が効果的です。
定期的に氷洗浄を行うことで、ディスポーザー内部に残った汚れをしっかり取り除き、臭いの発生を軽減できます。
内部の汚れを取り除ける
氷洗浄のもう一つのメリットは、ディスポーザー内部にこびりついた汚れをしっかりと取り除けることです。ディスポーザーは生ごみを細かく砕く機器ですが、すべての汚れを排水できるとは限りません。汚れが残ったままだと、詰まりや故障の原因になることがあります。
そこで、氷洗浄が効果を発揮します。氷には軽い研磨作用があるため、食べかすや油汚れを削り取り、ディスポーザー内部を清潔に保つことができます。
ディスポーザーの性能を維持できる
ディスポーザーの寿命は一般的に7~10年と言われていますが、これは使用状況によって変わります。お手入れを怠ると、性能が低下し、通常の寿命よりも早く故障する可能性があります。
ディスポーザーを長く快適に使い続けるには、内部を常に清潔に保つことが重要です。定期的に氷で洗浄すると、ディスポーザー内部を清潔に保ち、腐食や故障を防げます。その結果、寿命を延ばし、性能を長く維持する効果が期待できます。
ディスポーザーの寿命については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ディスポーザーの寿命は何年?交換目安や寿命を延ばすポイントも紹介
氷で掃除したあとも臭いや汚れが気になるときの対処法
定期的に氷洗浄を行うことで、ディスポーザーからの臭いを軽減し、本体の性能を維持できます。しかし、氷洗浄をしても臭いや汚れが気になるケースがあるかもしれません。その場合は、ちょっとした工夫をすることで解決できます。
氷と一緒に中性洗剤を投入する
汚れの状態によっては、氷だけでは臭いや汚れを十分に取り除けないことがあります。このようなときには、氷と一緒に中性洗剤を投入してみましょう。
中性洗剤には油汚れを分解する効果があるため、ディスポーザー内部の細かい部分もきれいに洗い流せます。氷の物理的な研磨作用と中性洗剤の化学的な洗浄作用を組み合わせることで、強力な洗浄効果が期待できます。
また、中性洗剤のほかにレモン汁や食酢を数滴加えるのも、嫌な臭いも取り除きやすくなり、おすすめです。
破砕室内を洗浄する
氷洗浄を実施しても臭いや汚れが気になるときは、破砕室内を洗浄するのも一つの方法です。破砕室の基本的な洗浄手順は、次のとおりです。
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 蓋スイッチを投入口から外す
- 柄の付いたブラシに中性洗剤をつけて擦り洗いをする
破砕室内を洗浄する際には、必ず電源プラグを抜く必要があります。また、ディスポーザーの内部に手を入れるときは、手を保護するために必ず厚手のゴム手袋を着用しましょう。
ディスポーザーの性能を維持するためには、お手入れする習慣をつけることが大切です。ディスポーザーの掃除方法や役立つアイテムについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?
溜め水を一気に流す
嫌な臭いは、ディスポーザーから発生しているとは限りません。シンク周辺から漂う臭いは、排水管から発生している可能性もあります。排水管の臭いを取り除くためには、溜め水を使う方法が効果的です。
溜め水を使用した排水管の基本的なお手入れ方法は、次のとおりです。
- 蓋スイッチを投入口から外す
- 桶やバケツに溜めた水を一気に流す
- 蓋スイッチをOFFにあわせる
まずは、蓋スイッチを投入口から外しましょう。次に、桶やバケツなどに溜めた水を一気に流します。溜め水の量の目安は、6~8L程度です。大量の水を一気に流すことで、高い水圧を生み出し、排水管に付着した汚れを洗い流せます。
ディスポーザーを氷で掃除する際のポイント
氷洗浄は、ディスポーザーを手軽にお手入れできる方法の一つです。氷を使用することで内部の回転刃を研ぎ澄ませ、汚れを取り除く効果が期待できます。ここからは、ディスポーザーを氷で掃除する際のポイントを解説します。
掃除は定期的に行う
ディスポーザーの内部をきれいな状態で維持するために、氷洗浄は定期的に行いましょう。
頻度はディスポーザーの使用状況によって異なりますが、週2~3回程度が目安です。定期的に氷洗浄を行うことで、悪臭の原因となる汚れの蓄積を防げます。
また、氷洗浄はディスポーザーの回転刃を保護する役割も果たします。汚れが付着した状態で使用し続けると、刃が摩耗して切れ味が悪くなります。
しかし、定期的に氷洗浄を行うことで、回転刃に付着した汚れをしっかりと取り除き、刃の寿命を延ばせます。
熱湯は使用しない
「氷洗浄の仕上げに、熱湯を流すと洗浄効果が高くなる」と考える方がいるかもしれません。しかし、氷洗浄のあとに熱湯を流すのはやめましょう。
ディスポーザーや排水管には耐熱温度があり、その温度を超える熱湯を流すとダメージを与えるおそれがあります。ディスポーザーをお手入れする際には、使用時と同様に常温の水道水を使用しましょう。
また、調理や調理器具の洗浄時にも、ディスポーザーが設置されたシンクに熱湯を流すのは避けてください。熱湯を流す際は、温度を下げるために時間を置いたり、水を混ぜたりしてから流します。
ディスポーザーに熱湯を流してしまったときの対処法は、以下の記事で解説しています。
ディスポーザーに熱湯を流してしまった!対処法やNGな理由を解説
蓋スイッチも洗浄する
ディスポーザーを氷洗浄する際には、蓋スイッチの洗浄も忘れないようにしましょう。
蓋スイッチは、破砕室で砕かれた生ごみが付着しやすく、汚れが残ったまま使用すると悪臭の原因になったり、蓋の開閉がスムーズにできなくなったりすることがあります。こうしたトラブルを避けるためにも、定期的に蓋スイッチを洗浄することが大切です。
汚れにくい蓋スイッチをお探しなら、テラル製のディスポーザーがおすすめです。テラル製のディスポーザーの蓋スイッチは、汚れが付着しにくい抗菌仕様となっています。
ディスポーザーはテラル製がおすすめ
ディスポーザーの設置を検討している場合は、テラル製をご検討ください。
テラル製のディスポーザーは、汚れが付着しにくい蓋スイッチを採用したり、自動で内部を洗浄するお手入れモードを導入したりするなど、性能の高さも魅力です。
ディスポーザーを設置した後に予期しないトラブルが発生しても、ディスポーザー専用のコールセンターが24時間365日対応しているので安心です。
テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。
▼お問い合わせ先
東京支社 | 03-3818-7800 |
中部支店 | 052-339-0875 |
関西支店 | 06-4803-8838 |
氷洗浄を実施して長くディスポーザーを使おう
ディスポーザーには寿命があり、一般的には7〜10年ほどで交換が必要です。しかし、適切なお手入れをすることで寿命を延ばし、より長く快適に使用できる可能性があります。
ディスポーザー内部を効果的にきれいにする方法の一つは、氷洗浄です。氷洗浄は、週2~3回程度を目安に実施しましょう。
さらに、ディスポーザーの寿命を延ばすためには、メーカーによる定期点検も効果的です。テラルでは、設置から2年経過したディスポーザーの定期点検を推奨しています。定期点検以外にも充実したアフターサービスを提供しているので、ぜひテラル製のディスポーザーをご検討ください。