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ディスポーザーに重曹は使える?使用できる掃除アイテムや注意点

ディスポーザーを長く快適に使用するには、定期的な掃除が不可欠です。「ディスポーザーの掃除に重曹がおすすめ」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

重曹は、キッチン周りのさまざまな掃除に利用できます。しかし、ディスポーザーの掃除に重曹は使用できません。

本記事では、ディスポーザーの掃除に重曹を避けたほうがよい理由や定期的な掃除の必要性を解説します。ディスポーザーの掃除をする際の注意点も解説するので、ぜひ役立ててください。


ディスポーザーの掃除に重曹は避けたほうがよい

ディスポーザーの掃除に重曹を避けたほうがよい理由を紹介します。

アルカリ性の重曹はディスポーザーの掃除には不向き

重曹は、キッチン周りの掃除に便利な洗剤です。しかし、中アルカリ性の洗剤なので、ディスポーザーの掃除にはおすすめしません。

ディスポーザーには機械処理タイプと生物処理タイプの2種類があります。生物処理タイプは、専用の浄化槽で微生物が生ごみを分解します。しかし、アルカリ性の重曹を流すと、微生物が弱まってしまうため、生物処理タイプのディスポーザーには使わない方がよいでしょう。

ディスポーザーの掃除には「中性」の洗剤を使おう!

キッチン用洗剤には、中性、弱酸性、アルカリ性などさまざまな種類があります。しかし、弱酸性やアルカリ性の洗剤はディスポーザーに悪影響を与える可能性があるため、使用しないようにしましょう。

ディスポーザーは、基本的に中性洗剤のみ使用が推奨されています。掃除の際には、使用する洗剤の成分を確認し、中性洗剤を選ぶようにしましょう。


ディスポーザーの掃除に使用できるアイテム

重曹はディスポーザーに使用できませんが、代わりに使用できる掃除アイテムがあります。ディスポーザーの掃除に使用できるアイテムは、次のとおりです。

  • 台所用中性洗剤
  • 3cm角程度の氷
  • 柄のついたブラシ
  • 厚手のゴム手袋
  • 6-8Lの溜め水

本体や部品へのダメージを防ぐためにも、ディスポーザーには中性洗剤を選びましょう。中性洗剤は、食器洗いに使用する台所用中性洗剤でも可能です。

破砕室の汚れには、氷を使用した掃除が効果的です。3cm角程度の氷を5~6個入れて運転させるだけで、掃除できます。

ディスポーザーは排水口の直下に設置されているため、ワイヤーブラシを挿入する隙間がありません。ディスポーザーや周辺を掃除する際には、柄のついたブラシを使用しましょう。

掃除をするときは、厚手のゴム手袋を用意しておくと安心です。また、仕上げには溜め水を流すため、バケツや桶などを用意しておくとよいでしょう。

なお、ディスポーザーの掃除方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

ディスポーザーの掃除方法と役立つアイテムを紹介!使用NGなのはどれ?


ディスポーザーを定期的に掃除する重要性

生ごみを処理するディスポーザーは汚れが付着しやすく、定期的な掃除が必要です。ディスポーザーの掃除を怠ると、内部に汚れが蓄積し、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

処理能力を維持する

ディスポーザーは破砕室で生ごみを処理したあと、水とともに排出します。しかし、処理した生ごみをすべて流しきれるとは限りません。ディスポーザーを使用していると、流しきれなかった生ごみが内部に残ることがあります。

内部に汚れが付着したまま使用し続けると、ディスポーザーの処理能力の低下につながります。処理能力が低下したまま使用し続けた場合、詰まりや水漏れなどのトラブルが発生する可能性もあるでしょう。

ディスポーザーの処理能力を維持し、詰まりをはじめとするトラブルを防ぐためには、定期的な掃除が必要です。定期的に掃除をすることで、ディスポーザーの回転刃や部品の機能性を維持し、処理能力の低下を防げます。

悪臭を防止する

生ごみは、キッチン周りに発生する悪臭の原因の一つです。生ごみは時間がたつと腐敗し、細菌の繁殖につながります。

ディスポーザーを設置すると生ごみを迅速に処理できるため、悪臭の発生を抑えられます。

しかし、ディスポーザーで処理した生ごみがすべて流しきれるとは限りません。内部に残った生ごみが腐敗し、細菌が繁殖するとディスポーザーから悪臭が発生することがあります。

悪臭を防ぐには、ディスポーザーの内部を清潔に保つことが大切です。定期的に掃除すれば衛生状態が良くなり、悪臭の発生を防げます。

ディスポーザーの臭い対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

ディスポーザーが臭い原因は?対策やお手入れするときの注意点も解説

耐久性を向上させる

長く快適に使用するためには、耐久性を向上させることが大切です。

一般的にディスポーザーの寿命は7~10年程度とされています。しかし、生ごみを処理する過程でどうしても内部に汚れが付着します。この汚れを放置すると、処理能力が低下し、寿命が短くなります。

ディスポーザーの処理能力を維持し、耐久性を向上させるには、定期的な掃除が必要です。ただし、自分では掃除が難しい部分もあり、無理に掃除しようとすると水漏れなどのトラブルにつながることもあります。

自分で行き届かない部分の掃除は、メーカーや業者に依頼するとよいでしょう。

ディスポーザーの耐久性については、以下の記事で詳しく解説しています。

ディスポーザーの寿命は何年?交換目安や寿命を延ばすポイントも紹介


ディスポーザーを掃除する際の注意点

ディスポーザーを掃除する際は、いくつかの注意点があります。注意点を把握しておかなければ、思わぬトラブルにつながるリスクがあります。

必ず電源プラグを抜いてから掃除する

ディスポーザーは電気機器なので、いつでも使用できるように電源プラグをコンセントに挿したままにしている方も少なくないでしょう。

しかし、ディスポーザーの掃除をする際は安全性を確保するため、まず電源プラグをコンセントから抜く必要があります。

電源プラグを挿したまま掃除をすると、誤ってスイッチに触れてしまうおそれがあります。また、電源プラグを挿したまま掃除をすることで、水と接触する部分で漏電が発生するリスクもあります。

漏電は感電や火災の原因にもなるため、ディスポーザーを掃除する際は必ず電源プラグを抜くようにしましょう。

塩素系漂白剤やパイプクリーナーは使用しない

ディスポーザーは、基本的に中性洗剤以外は使用できません。

キッチン用洗剤には、塩素系漂白剤やパイプクリーナーなどの種類があります。しかし、これらの洗剤はディスポーザーや排水管を劣化させる可能性があるため、使用しないようにしましょう。

洗剤によってディスポーザーや排水管がダメージを受けた場合、水漏れをはじめとするトラブルに発展するリスクもあります。ディスポーザーを快適に使用するためにも、洗剤は中性洗剤を選ぶようにしましょう。

ディスポーザーに台所用の漂白剤を使用するリスクについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

ディスポーザーに台所用漂白剤はNG!手入れのポイントを紹介

熱湯は流さない

ディスポーザーの掃除には、必ず常温の水を使用しましょう。

ディスポーザーや配管には、耐熱温度があります。熱湯は耐熱温度を超えるため、シンクに流すとディスポーザー本体や配管を傷めるおそれがあります。基本的には、シンクに60度を越えるものは流さないように注意が必要です。

キッチンでは、料理に使用した油や汁ものをシンクに流すことがあるかもしれません。しかし、60度を越えるものはディスポーザーや配管にダメージを与えるため、冷ましたり水を混ぜたりしたうえで流しましょう。

ディスポーザーに熱湯を流してしまった!対処法やNGな理由を解説


ディスポーザーの交換にはテラル製がおすすめ

ディスポーザーは、定期的な掃除が不可欠です。汚れが付着したことによる不具合は、掃除をすることで改善される可能性もあります。しかし、本体が寿命を迎え、処理能力が低下している場合は、ディスポーザーの交換が必要です。

新たなディスポーザーに交換する際には、お手入れが楽になる製品を購入するのも選択肢の一つです。テラル製のディスポーザーの中には、自動で内部を洗浄する「お手入れモード」を搭載したモデルもあります。「お手入れモード」を活用すれば自動で内部を洗浄できるため、お手入れの手間を省けます。

また、テラルでは専用コールセンターを設置しており、いつでも連絡できるので安心です。

テラル製のディスポーザーについて詳しく知りたい方は、以下からご連絡ください。

▼お問い合わせ先

東京支社 03-3818-7800
中部支店 052-339-0875
関西支店 06-4803-8838
問い合わせ先

ディスポーザーの掃除に重曹は避けよう

ディスポーザーには、中性洗剤以外の洗剤は使用できません。その理由は中性洗剤以外の洗剤を使用すると、ディスポーザーや配管にダメージを与えるおそれがあるためです。

重曹は、中アルカリ性の洗剤です。ディスポーザーは微生物で生ごみを分解処理するため、アルカリ性の重曹を使用することで、微生物の働きを弱めてしまう可能性があります。

ディスポーザーの掃除には、氷や柄のついたブラシを使用すると効果的です。こまめにお手入れする習慣をつけ、快適にディスポーザーを使用しましょう。